次は益田市染羽に在し、こちらも雪舟庭園を擁することで名高い医光寺に
行きました。
先ずは久遠の時を感じさせる古い古い医光寺総門が我々を迎えてくれました。
この門は高麗門形式の門で屋根は切り妻造りで本瓦葺きです。慶長5年(1600)
関ヶ原の戦いの後益田氏20代目の元祥(もとよし)が長門の国須佐へ移住した時、
それに伴い廃城となった七尾城の大手門を移築したものと伝えられていますが、
戦国時代末期の豪壮な城門の姿を残す貴重な建造物となっています。
昭和34年に県の文化財に指定されています。
万福寺はほぼ貸し切り状態で拝観することが出来ましたが、ここ医光寺は
観光客がとても多く知名度が相当高いのかなと思いました。
そしてこの庭園について、山畔を巧みに利用した上下2段で構成され、鶴を
形とった池泉部に亀島を浮かべており、その背に三尊石を整えている旨の説明が
ありました。蓬莱山水の手法で作庭されているそうです。
春の枝垂れ桜、秋の楓等々背後の竜蔵山と相俟って四季折々の風雅な景観を
観光客は愉しむ事が出来ます。
以上医光寺についてのリポートでした。