WATERCOLORS ~非哲学的断章~

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IgA腎症と私⑦

2021年09月15日 | IgA腎症と私
(7)一喜一憂する患者の私
 私のeGFRが改善しているらしい。らしい、というのは、担当医から正式に説明してもらった訳ではないからだ。
 今日、管理栄養士が病室を訪ねてきた。食事についてのヒアリングのためである。その話の中で、「腎機能、改善してきてますよね。」といわれた。eGFRがどれぐらいか聞いてみると、46ぐらいだという。驚きである。感動である。うれしくて、思わず笑顔になってしまった。院内のコンビニに買い物にいくとき、ルンルン気分でスキップをしたくなったほどだ。もちろん、ぐっとこらえてやらなかったが・・・(後日知らされた正確なeGFRは、37.53であった。改善したことに間違いはないが、46で喜んでいた私にとっては、ぬか喜びとなった。)。
 「IgA腎症と私⑥ 右往左往する患者の私」で記したように(→こちら)、私のeGFRは7月の人間ドックでは32、その後8月にやった腎生検の後には29まで下がっていたのだ。eGFRとは、血液中のクレアチニンという老廃物の量から性別や年齢を加味して算出した指標であり、腎臓が何%機能しているかを表すものだ。もちろん、46は人間ドックでは★マークに変わりはないが、32や29だったことを考えるとGiant Stepsだ。このデータは、昨日の採決からのものなので、まだステロイドパルス療法は行っておらず、8月に行った扁桃摘出の成果だと考えられる。今日から、ステロイドパルス療法が始まった。腎機能がどれぐらい改善するか、楽しみである。不自由で、退屈で、重い気持ちの入院生活だが、少しだけ希望が見えてきた。
 ところがである。ステロイドパルス療法初日を終え、夕食後の8時に血糖値を測ると、何と320を超えていた。ショックである。昨日は155だったのだ。1時間後に再び測ったが280台だった。血糖値の上昇=糖尿病の危険は、ステロイドの副作用の1つなのだ。ひどい場合にはインスリンを投与するという。eGFRがちょっと改善したのをいいことに、夕食後チョコレートを食べたのがいけなかった。今夜は何度か血糖値を測らねばならないようだ。明日からは、気を引き締めよう。
[追記] 
 翌朝、血糖値は190台に下がったが、満腹時と空腹時という違いもあり、何とも言えないところだ。ステロイドパルス療法の副作用と私の場合については、後日レポートしたい。

●IgA腎症と私① →こちら
●IgA腎症と私② →こちら
●IgA腎症と私③ →こちら
●IgA腎症と私④ →こちら
●IgA腎症と私⑤ →こちら
●IgA腎症と私⑥ →こちら


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