●今日の一枚 405●
Steve Kuhn
Temptation
一昨日、HCを務めるバスケットボール部の県大会で強豪チームに惨敗し、昨日と今日はしばらくぶりのお休みである。昨日は午前中から風呂屋にいってまったりした時間を過ごし、午後はオールジャパンの女子決勝をテレビで観戦した。今日は朝から必要な資料や文献を読みつつずっと書斎で音楽を聴いているのだが、午後になって風呂屋に行きたいという強い強い「誘惑」に駆られている。14:00からオールジャパン男子決勝の生中継もあるのだが、どうもこの誘惑には勝てそうもない感じがする。
スティーブ・キューンの2001年録音作品、『誘惑』、ヴィーナス盤である。ECM時代の透明感のあるスティーブ・キューンからすると、嘘のような力強い演奏である。ピアノの音が強い。ベースもゴリゴリである。ドラムスも存在感を誇示してやまない。しかし、ずっと聴いていると、アドリブ演奏の普通でなさに感銘を受ける。スピード感のある曲では十分すぎるスピード感をもって、スローな曲では狂おしいほど情感豊かに、普通でない独特の音使いによるアドリブが冴えわたる。
ところで、CDの帯の宣伝文にこう書いてある。
スティーブ・キューンのロマンティシズムがスローでもアップでもゴージャスにアドリブ展開され・・・・
ゴージャスなアドリブ展開って何だ。イメージがわかない。「ゴージャス」って「贅沢な」とか「豪華な」という意味ではないか。「ゴージャスにアドリブ展開され・・・」?????わからない。意味不明だ。
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