ひらけいメモBlog@goo

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ナビタイム、CEATEC2008 でPNDの一部機能を展示

2008-10-06 12:45:25 | 位置情報・地図
【CEATEC JAPAN 2008】ナビタイム、通信対応のカーナビ試作機を披露 (ケータイWatch)
【CEATEC08】ナビタイム、通信対応PNDを参考展示 (レスポンス)
携帯のルート検索情報を転送、即発進の通信カーナビ! (日経トレンディネット)

 ナビタイムは既に記載した通り、開発中の通信可能なPNDである「WND」の一部機能を HTC 製端末に載せて、CEATEC2008 で展示していた。

 画面をパッと見た感じは韓国製 PND に似ていて、シンプルだ。ただこのあたりは正式発売時にはまた変わってくるだろう。
 地図移動などは軽快で、レスポンスの面では特に問題は無かった。気になったのは通信が不安定で接続できないことがあったことだが、これも発売までには改善してくるだろう。ただこの不安定さのため、通信を使う機能のレスポンスについてはよく分からなかった。

 名称検索については、複数ワードを使用してのフリーワード検索が可能だ。ただしこれは通信を使うことにより実現できている。通信時間が必要になるが、これは通信を使うナイビタイム製PND「WND」の大きな特徴の1つだと思う。
 基本的に他社製 PND では通信ができるものも含めて、名称検索はナビが持つデータを検索対象にしている。部分一致検索に対応しているものがほとんどだが、エアーナビなどでは名称検索時に都道府県名を指定する必要がある。またその必要が無いナビでも、複数ワードを指定してのフリーワード検索に対応したものは私は知らない。これをナビタイムでは通信機能を用いることにより、ケータイ向けNAVITIMEと同じようなフリーワード検索を実現していた。このメリットはありそうに思う。

 以下、説明員の方に聞いた内容を少し記載しておきたい。録音した訳ではないので誤りがあるかもしれないし、また説明員の方の口頭でのお話でありナビタイム社の公式見解ではないので、その点はご了解をいただければと思う。

・プローブ情報には対応しないのか。
 最初の発売時には対応しない。その先のことは何とも言えない。

・通信で何ができるのか。
 携帯向けサービスと同等のレベルを実現できるようにしたい。

・市街地レベルの地図はあるのか。
 無い。

・市街地レベルの地図を通信経由で取得することはできるのか?
 できない。


 また、iPhone 3G 向けアプリや FOMA 向けアプリについても聞いてみた。

・iPhone 向けアプリは評判が悪いようだが。
 今は一旦公開を止めて、ご要望を盛り込み修正・検証している最中。

・FOMA 向けアプリは他社よりも優れていると思うが、WVGA 非対応など、不満点も多い。しかし最近アップデートされていないが。
 こちらも、引き続き開発・検証はしている。

 両方ともに、検証に非常に手間がかかっているような印象を受けた。
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インクリメントP、CEATEC2008でWILLCOM D4向けカーナビアプリを展示

2008-10-04 03:12:27 | 位置情報・地図
UMPC向けカーナビアプリ「MapFan Navii」ウィルコム社「WILLCOM D4」公式サービスとして今冬発売 (ニュースリリース)
【CEATEC JAPAN 2008】WILLCOM D4向けカーナビソフトや通信カーナビなど展示 (ケータイWatch)
【CEATEC】「WILLCOM D4」をカーナビに,インクリメントPが発売 (Tech On!)
インクリメントP、WILLCOM D4用カーナビソフト「MapFan Navii」発表──D4を本格カーナビに (ITmedia)
インクリメントPがUMPC向けカーナビアプリ,「WILLCOM D4」公式サービスとして今冬発売 (ITpro)
インクリメントP、WILLCOM D4向けのカーナビアプリを今冬発売 (ケータイWatch)
インクリメントP、WILLCOM D4用のカーナビソフト (Car Watch)

 CEATEC2008に行ってきた。
 CEATECのインクリメントPブースでは、WILLCOM D4向けカーナビアプリが展示されていた。

 録音した訳ではないので誤りがあるかもしれないし、また説明員の方の口頭でのお話でありインクリメントP社の公式見解ではないので、その点はご了解をいただければと思う。



 触ってみたが、パフォーマンスは良い。地図スクロールもさくさく動く。ただ地図をドラッグしてのスクロールはできるものの、この動作速度はちょっと厳しかった。地図スクロールは画面を突っついてスクロールされる方法がよさそうだ。ガソリンスタンドの価格検索も可能で、こちらも十分に速い。
 エアーナビと同じくVGAで、通信速度はPHSであるためエアーナビよりも遅い。エアーナビの動作の遅さは何なのだろうと思ってしまった。
 少し触った限りでは、好感が持てた。
 1つ気になったのは、エアーナビ同様、名称検索で都道府県名指定が必要な点だ。

・価格は?
 メディアでいろいろ書かれているが、これという価格は言えない。パッケージ販売のソフトウェアとしては常識的な値段にはなる。

・パフォーマンスは良いようだ。
 エアーナビよりは速いと思う。メモリ容量が大きいためこれを効率的に使えることなどが影響していると考えている。

・パイオニアが親会社だが、スマートループには対応しているのか。
 対応していない。今後の予定については何とも言えない。

・音量はどうか。
 実車試験もしているが、小さい。D4 の構造の影響も受けている。対策を考えている。

・車に載せるのならばそのためのクレードルが必要になるが。
 D4 のオプションとして販売される予定と聞いている。

・カーナビとしての性能は十分なのか。
 パイオニアとの関係もあり、カーナビとして優れたものを提供できると考えている。他社のカーナビソフトとのベンチマークも行っている。
 ただし、GPS しか使えないという制約があり、自律航法機能を持ったエアーナビなどには、その点では劣る。

・通信で何ができるのか。
 MapFan Web の機能を使うことができる。

・なぜD4専用なのか。
 画面サイズ、PHS通信機能など、D4に最適化した部分があるため。
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パイオニア、CEATEC2008でカーナビなどを展示

2008-10-04 02:57:48 | 位置情報・地図
「CEATEC JAPAN 2008」自動車関連製品レポート (Car Watch)
CEATEC JAPAN 2008【パイオニア編】 (AV Watch)
CEATEC JAPAN 2008】WILLCOM D4向けカーナビソフトや通信カーナビなど展示 (ケータイWatch)

 CEATEC2008に行ってきた。
 CEATECではパイオニアが同社のカーナビの動態展示を行っている。説明員の方が言うには、エアーナビの件でご意見をいただくことは覚悟して来た、とのことなので、少し話させていただいた。

 録音した訳ではないので誤りがあるかもしれないし、また説明員の方の口頭でのお話でありパイオニアの公式見解ではないので、その点はご了解をいただければと思う。
 また、十分誠実に対応いただいたように感じたことを、冒頭に記載しておきたい。



 エアーナビについて。

・今でも、特にパフォーマンスの点で大きな問題を抱えていると思うが。
 それは、十分に問題として認識している。謝るしかない。現在でもファームウェア開発を続けている。しかしながらハードウェアの制約があるため、十分な改良はできないかもしれない。

・なぜ、ユーザーから見て低い完成度で製品を出したのか。
 開発が遅れてしまった。しかし当初の発表から発売を一旦遅らせていて、これ以上発売を遅らせることはできないと考えた。また、通信機能も含めて同時に出荷するべきとはもちろん考えてはいた。

・音量が小さいという問題があったが、実車での試験はしなかったのか。
 実車試験は実施はしていたが、発売日が決まっている中で、試験項目によっては優先度が下がっていた。

・パフォーマンスの問題が出ることは事前に分からなかったのか。
 地図と検索結果の同時表示など、複数のことを同時に行いユーザーの満足度を高めるというのがカロッツェリアの考え方。それをエアーナビにも適用したが、結果としてあのようなパフォーマンスとなってしまった。

・ナビポータルの表示も遅いが。
 ナビポータルは ACCESS 社のブラウザを利用している。従ってパイオニア側のソフトウェア開発の中では、なかなか改善できない。

・バージョンアップの中で、自律航法の仕組みも改善しているのか?
 改善している。




 楽ナビ Lite も動態展示されていたので触ってみたが、見た目もさることながら、ナビ部分はほとんどエアーナビと同一だった。地図スクロールなどのパフォーマンスも正直エアーナビレベルで悪い。また、定額制が導入されていないのも気になった。名称検索はエアーナビ同様、都道府県を選択する必要があった。このあたりのことを聞いてみた。

・なぜ、定額制を導入しなかったのか。
 サイバーナビや楽ナビと比較すると、ライトユーザー、カーナビを初めて利用するユーザをターゲットとしている。毎日少しずつスマートループを使用して2000円弱/月程度になると考えているが、それで定額制の意味がようやく出てくる程度の使用頻度となる。週末に使うくらいでは従量制の方が安い。従って定額制には対応させなかった。

・価格帯では安いエアーナビは定額制に対応しているが。
 エアーナビは、通信機能が売りで、またこれに着目したユーザーの方に使っていただいている。従って定額制は必要。また、ユーザーのナビに対する要求レベルは、楽ナビ Lite よりもエアーナビの方が高いと考えている。

・パフォーマンスがエアーナビ同様悪い。
 もちろん、このままでよいとは思っていない。

・なぜ、名称検索で都道府県を選択しなければならないのか。名称は知っていても都道府県名までは知らないこともある。
 検索データベースの構造上、このようにならざるを得なかった。全国に渡って検索してしまうと、非常に時間がかかる。


 話を伺ってみると、開発側としては問題は十分に分かっているものの、少ない開発リソースの中で厳しい開発日程に追われていると感じた。
 それでも、最近のバージョンアップからも分かるように、エアーナビのファームウェア開発は現在も続いているという。ユーザーとしてはそれを信じて結果を待つしかないようだ。
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マイ・ライフ・アシストサービス

2008-10-01 08:29:47 | 位置情報・地図
目指すのは「空気を読めるケータイ」――ドコモら10社が実証実験 (ITmedia)

 NTT DoCoMoはCEATECで、「マイ・ライフ・アシストサービス」の概要を紹介しているそうだ。これは、「個人の好みや行動に基づいた情報を配信するエージェント機能を携帯電話に取り入れ、高度化したパーソナルサービスを提供」(ITmedia)ものだ。

(08.10.13 以前記載した記事と関連があると思う、という記載をしておりましたが、調べてみますとこれとは別のサービスのようです。お詫びして訂正いたします)

 その根幹の1つが、GPSケータイを通じて所有者の位置を取得し、この情報から行動パターンを推定する技術だ。ITmedia によると12月からこの実証実験が開始されるとのこと。位置情報は10分に1度取得する。
 ITmediaのインタビューによると、この情報取得を2週間程度続けると、おおよそ行動パターンが推定できるようになるとのことだ。その推定の結果として、先回りして適切な情報を提供する。それが「マイ・ライフ・アシストサービス」だ。

 この技術でまず気になるのは、自分の蓄積された情報が不正な利用から保護された環境に置かれるのか、ということだ。1日中情報を送信し続ければ、家の場所や勤務先、在宅中か外出中かも分かってしまう。
 もちろんこの点については考慮されていて、概要紹介の中で「プライバシ情報保護基盤」という項目で説明されている。
 商用化も検討されているそうだが、その際には引き続き、プライバシーの保護に重点を置いていただきたい。
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