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実空間透視ケータイ

2008-09-27 01:06:31 | 位置情報・地図
KDDI研究所と東京大学、「実空間透視ケータイ」を共同開発、CEATECに参考出展 (ニュースリリース)
この場所には何がある? 位置情報利用の「実空間透視ケータイ」 (ケータイWatch)

 KDDIは9月26日、「実空間透視ケータイ」の研究開発に成功し、これを CEATEC に展示すると発表した。

 ニュースリリースによると「端末の位置周辺の実空間情報(地物や知人の状況)を直感的なヒューマンインターフェースにより把握することができるシステム」であり、「6軸センサを用いた直感的ヒューマンインターフェース技術」と「複数のセンサを複合的に用いたユーザの移動状態・消費カロリー自動推定技術」から構成されているそうだ。
 ただ「実空間透視ケータイ」というタイトルからすると、「6軸センサを用いた直感的ヒューマンインターフェース技術」により得られる「自分がどこにいてどこを向いているか」を知り、その風景をケータイ上に再現する方を主軸としているように見える。これに加えて「移動状態を検知する」技術を補助的に使っていくのだろう。

 では、どのようにして「自分がどこにいてどこを向いているかを知りそれをケータイ上に再現する」を実現するかと言うと、ニュースリリースによると
・GPS等によりどこにいるかを知る。
・加速度・地磁気センサーにより端末位置を知る。
・OpenGL ES を用いた高速レンダリングでケータイ上に描写する。
という技術を用いるとのことだ。

 また「移動状態を検知する」側は、
・加速度センサー・GPS・マイクなどのセンサーで状態を推定する。
という技術を用いているそうだ。


 おもしろいが、「自分がどこにいてどこを向いているかを知りそれをケータイ上に再現する」については米GeoVectorとNECマグナスコミュニケーションズなどの技術に似ているし、「状態を推定する」についても常に測位する低消費電力GPSチップの応用(もっとも、こちらはアイデアだが)の中で聞いたことのある話で、新規性は感じなかった。

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