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NTTドコモによる「GPS測位時間短縮機能」

2008-02-04 00:39:23 | GPS
 NTT DoCoMo テクニカル・ジャーナル「GPS測位時間短縮機能の開発」 Vol.15 No.4

 NTT DoCoMo テクニカル・ジャーナルという雑誌?に「GPS測位時間短縮機能の開発」というものが載っていたので見てみた。内容としては、「GPS測位ができずタイムアウトしてしまいそうな場合には早めに諦めて基地局測位の結果を使う」というものだ。なお、この技術が 905i などに採用されているかは記載されていなかった。

「GPS測位ができずタイムアウトしてしまいそうな場合」の判断は2つあり、
・時間経過により、補足できた衛星が順調に増えているか。増えなければ諦める。
・受信状況が安定しているか。補足衛星数が少ないのに安定していれば諦める。
だそうだ。
 前者は、時間が経っても補足衛星が増えなければ今後も増えないだろうから諦める、という話。後者は、衛星の補足状況が不安定であれば移動中などと考え今後改善する見込みがあるが、安定していれば今後も変わらないだろうから諦める、という話と推測される。
 簡単な話のようにも見えるが、測位時間は平均して30%短縮、誤判定率(そのままGPS測位を続けていれば測位できたのに、やめてしまった確率)は0.5%未満とのことで、効果はあるようだ。

 この仕組みが実装されるのは、GPSデバイスドライバ部とのこと。従って、この仕組みはiアプリからの測位でも利用することができる。

 実際に導入されているのか? だが、NAVITIME などのiアプリを使って測位をしてみたところ、測位できそうになくても延々とがんばってしまうことが確認できているため、導入はまだなのだろう。iアプリからの測位ではGPS測位中に手動で測位をやめて基地局測位結果を使うことができないので、この仕組みが使えるようになって欲しいものだ。

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