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COOLPIX P6000紹介記事紹介2

2008-10-17 12:58:07 | GPS


お散歩が楽しくなるGPSデジカメ――ニコン「COOLPIX P6000」 (ITmedia)

 先日も1度紹介したが、別の記事が出てきたので再度紹介。ITmedia によく記事を書いている荻窪氏によるものだ。
 GPS機能を含め、P6000 の全般に対する記事だ。記事中の作例には Exif の位置情報が記録されているため、その点でも参考になる。


 今回は、記事を見ての GPS 機能に関する感想などを書いてみたい。


 GPSについては3ページ目から。記事によると初期状態からの測位には1-1分半、ビルが乱立する都市部では数分かかることもある、とのことだ。
(ちなみに、この記述の近くにある「ケータイやiPhoneは携帯電話の基地局の電波でおおまかな位置を特定してからGPSの情報を得る」は、これだけではなく、ケータイの通信機能を利用して衛星の位置情報を取得しているはずで、だから測位が早いのだと思う)

 また、「前回測位した位置からあまり離れてなければ、前回の位置情報(正確には測位に使用した情報だと思うが)を元に測位するため、P6000でも10~20秒程度で位置情報が更新される」とのことだ。「あまり離れてなければ」というのは曖昧な記述だが、私の理解では、距離よりも時間の方が重要だと思う。前回紹介した記事には、2時間経つと測位については初期状態と変わらなくなる、ということが書かれていた。
 細かいことは置いておいて、このケースは電源オフ後、しばらくしての測位のことを記載しているものと思う。前回の測位情報を元に再測位をしても20秒かかることがあるのは、ちょっとかかりすぎのような印象だ。せめて5-10秒くらいでないと、使いづらいのではないだろうか。

 このレビューでも前回紹介のコラム同様、『電源オフ時は「90分に1回」しか測位し直さない』に苦言を呈している。記事によると、測位状態について意識しないと、『かなりの確率で「直前にいた場所の位置情報」しか記録されなかった』そうで、『「電源オフ時でも1分おきに測位する」モードをつけるべきだった』と指摘している。
 まだ少数のレビュー記事しか見ていないが、P6000 の GPS 性能がファームウェア修正で格段に良くなるということはちょっと考えられないので、次善の策として「90分」を可変にできるようなファームウェア修正を早めに行ったほうがよさそうな雰囲気だ。そうしないと、「カメラとGPSの組み合わせは使いものにならない。結局GPSロガーを別に持ち歩く必要がある」という固定観念が出来上がってしまうかもしれない。

 最後に作例が2ページにわたって出ている。これには Exif で位置情報も記録されていて、おもしろい。例えばコージーコーナーの写真は実際の店舗位置と 250m 程度ずれている、などが分かった。これも、GPS測位の精度が悪いのではなく、前に測位したときの情報が記録されてしまったのかもしれない。
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