お奨めGPS機器を紹介する3回目(続き)は、単体のGPSとPDAの組み合わせの内、GPS についてだ。
わたしは、2002年3月に発売された PocketGear という PDA と、
CFGPS2 を使用しているので、今回紹介する組み合わせを使っている。
選択肢としては、
・
CFGPS2のような CF タイプの GPS
・
BLGPS のような、Bluetooth 接続の GPS
がある。
・CF タイプの GPS
PDA などの CF スロットに差して使用するタイプだ。従って PDA に CF スロットが無いと使用できない。
特徴は PDA と一体になることだ。持ち歩くときには片手で済むが、PDA をカバンなどに入れてしまうと測位ができなくなる。PDA は比較的大きいので、その扱いに困ることもあるだろう。
また、電源は PDA から受けるため、電源のもち時間が少なくなる。
・Bluetooth タイプの GPS
PDA などの Bluetooth I/F を用いて使用するタイプだ。従って PDA に Bluetooth が無いと使用できない。
特徴は PDA と分離できることだ。例えばカーナビのように使用する場合、PDA 本体は手近なところに固定し、GPS をより電波の取りやすいところに置くことができる。また PDA 本体は(Bluetooth の電波が届けば)カバンの中に入れておき、GPS をリュックにくくりつけておく、ということもできるだろう。
モノが分かれているので電源も別だ。両方とも充電しないといけないので、扱いが面倒かもしれない。
Bluetooth タイプの GPS に対する個人的な希望は、
・電池が長くもつ。
・ログが取れる。
だ。
「電池が長くもつ」のが欲しいのは当たり前だろう。「ログが取れる」というのは、GPS は常に動作させ必要なときだけ PDA をつないで地図を確認し、ログ自体は GARMIN のハンディGPSのようにGPS機器内に保存して後で取り出せる、ということがしたいためだ。
ただそのようなことができる Bluetooth GPS は多くなく(例えば
RoyalTek RBT-3000)、今回紹介するものもログの保存はできない。
CFGPS2 と
コメットCF/LPだが、今購入するのであればコメットCF/LPの方がよい。価格も安いし、GPS としての性能もコメットCF/LPの方が上だ。
CF タイプと Bluetooth タイプは、用途と好みによるだろう。
ちなみに Bluetooth 機器は
TELEC の認証(〒のようなマーク)が必要だ。通販サイトで海外の Bluetooth 機器を購入できることがあるが、輸入品には注意したい。
なお、AC アダプタには
PSEマーク というものが必要だ。
名称 |
CFGPS2(IOデータ) |
コメットCF/LP (Holux GM-270) |
BLGPS Socket (Socket社) |
接続方法 |
CF |
CF |
Bluetooth |
大きさ |
57x79.8x22 |
50x91x20 |
50x84x20 |
重さ |
60g |
50g |
71g |
バッテリのものち |
- |
- |
8時間 |
バッテリのタイプ |
- |
- |
着脱可能 |
ログ保存 |
× |
× |
× |
GPSチップ |
SiRF starIIe/LP |
SiRF starIIe/LP (+Xtrac2 らしい) |
u-blox ANTRARIS |
価格 |
18,800円 |
13,800円 |
29,800円 |