ルゴススサビクワガタ
ルゴススサビクワガタ Dorcus rugosus Boileau,1904体長:オス16.0〜23.0㎜ メス18.0〜22.0㎜分布:南インド.s.indiaルゴススサビクワガタは、Dorcus属の中の「サビクワガタ」という和名のグループにいます。「サビクワガタ」という和名は現在、Dorcus属(クワガタ属)とGnaphaloryx属(サビクワガタ属)で使われておりDorcus属の「サビ」は、旧属Gnaphaloryx属のときの和名が使用されています。「サビクワガタ」と言えばヤマトサビクワガタのように体表に異物等が付着して錆び(サビ)たように見えることをイメージしますがルゴススサビクワガタの体表は毛が目立たないので異物の付着は多くありません。↓ ルゴススサビ オス19㎜ メス17㎜↓ ヤマトサビ26㎜ ルゴススサビ19㎜↓ 上の黒いペアがルゴススサビ・下のペアは錆び始めたヤマトサビ↓ ルゴススサビとヤマトサビ(どちらもメス)実物は見た目にだいぶ違うルゴススサビクワガタは比較的容易に繁殖ができるそうですが飼育個体の流通が少ないことに加え、野外生体への期待はないのでたまに見かける飼育個体は、相応の評価額であり、誠に結構な品です。↓ 表面的な雰囲気はネブトクワガタにも似る↓ 点刻がよく目立つ↓ 豆粒のようで、外骨格は強靭な印象(どちらもオス)↓ 体表は見方によっては、ややアバタ状にも見える↓ 撮影時の交尾時間は7分程度産卵セットメスの大アゴは鋭くとがっているので基本材産みかとは思いますが体つきは豆粒のように丸く太いので、マットを硬く詰めただけのセットにしました。これで産まないようなら材を投入します。↓ 雌雄ともに体の厚みがすごい(画像はオス)↓ マット「産卵1番」だけで産卵セット↓ オレンジの舌が出ているのでゼリーは舐める↓ サビは錆びでも錆びにくいサビ参考文献:水沼哲郎・永井信二,1994.世界のクワガタムシ大図鑑1.むし社.藤田宏,2010.世界のクワガタムシ大図鑑6.むし社.
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- ルゴススサビクワガタ(南India)