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迷歩録   ふかん

2017-05-12 10:49:12 | 日記
  風もなく  静寂の朝  雨の前  微かに入る  鶯の声


                              ひのひら  ろくべえ





   「ふかん」(俯瞰)とは、高い所から見下ろすこと、全体を上から見ること(広辞苑)とある。全体を見下ろし把握するという意味では

   持ち合わせるべき才能ではあるが、このことがたい人間関係になると、上から目線ということになり、相手に不快を与える結果ともなる。

   人間は、見下ろされるという行為を嫌う。それは人間の集団本能と大きくかかわっているのではないだろうか。つまり集団の中で優劣を

   つけられることは、集団から逸脱してしまう事となる。そのようになれば、集団性を奪われたという事にもなり、人間としての立場がな

   くなることにも繋がる。それ故本能的に拒否が起きるのではないだろうか。だから上から目線的コミュニケーションは、多くの人が嫌う

   傾向にあるのであろう。

    俯瞰という姿勢は時にはとても大切だが、その姿勢を誤ると多くの人から嫌われることにもなりかねないのである。特に対人援助の場

   では、援助する側が優位なため俯瞰的態度となりやすい、そのことが蔓延すれば、コミュニケーションはうまく行くことが無くなる。つ

   まり、信頼を失い、信頼関係を築くにはほど遠いということになる。そこに存在するのは、スタッフ間、クライアント間、スタッフとク

   ライアント間でのギスギスした関係だけではないだろうか。

    いずれにしても、「ふかん」という姿勢は、時と話題によって必要だが、日常的ケア場面では必要ないという事ではないだろうか。し

   かし、医療、教育、福祉といった問題を全体的に捉え、日常ケアに活かすためには「ふかん」的視点が重要ということになる。この点を

   使い分けることがとても重要なのではないだろうか。
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