すんごい病院です
きれい
美術館みたい・・
いつか、病院に絵を飾りたい
・・という夢が
ぴゅ〜とふきとびました・・
と、父が
「ようこの絵の方がいいな」
お父さんっ
「・・と、おもうひとも・・
い、いるかもしれない・・」
お父さん・・
ストレッチャーにのった母は
手術室から、15分後に出てきました
よかった
夕方、術後4日目の父の夕飯を作りに
下の子と一緒に
実家へ行くね、と予告すると
「来るのはいいけど
支度はしなくていい、いい
うちにくるときは、金使うなよ」
術後仕様の、お豆腐や鶏ひき肉や根菜を買って
「来たよ〜」
と、実家に上がると
お寿司やとんかつをいっぱい買って
テーブルいっぱいに並べていた父
「いっぱい食べろー」
作るよー
「いい、いい
いつも家でやってるんだから、
うちに来たときはゆっくりしろ」
つまりこうです
病気をしても
お父さんは、お父さんで
いたいのだな
そんな漢気が
お父さんらしくて
昔から大好きで
母のたった15分の手術のあいだに
じぶんが切られてるみたいな白い顔をして
どっと疲れてしまう、
こわがりで、一見いくじなしの父だけど
大好き
ずっとごくふつうに
過保護に護られてきたのです
わたしも負けない
湯豆腐、豆腐と根菜のハンバーグ、白菜漬け
かぼちゃの煮物、ぶりの生姜焼き（お刺身サイズ）、大根おろし、
ポテトサラダリンゴ入り・・はマヨネーズを入れすぎて、術後にはどうかしら・・
ずらずら作って
「だれがこんなに食べるんだー」と
笑わせることができました
作りおきにしたのだけども
まもってくれるから
まもりたい
どうしても、そうなる
言わないけど
お父さん
つぎは、3日後か、4日後か、5日後に
行きます
（おすし、ごちそうさまでした）