HINATA-YA NEWS

神保町のカレー屋さん、ヒナタ屋のお知らせ

第一回「りつ・つくる」報告

2007-10-23 | Weblog
心配されていたお天気も回復して、良かったよかったといっていたら、午後2時ジャストに田川律さん登場。
すぐに、持参の水色のエプロンを着けて、仕込みにかかります。

鶏ガラでスープをとって、ジャコをから炒りして。
田川さんがヒナタ屋のキッチンに立っているのは不思議だ。
すこし「おばあちゃんちの台所」を覗いている気分になる。
一段落して、チャイを飲みながら今日の打ち合わせ。
が、たいしたハナシもしないうちに、田川さんの読書遍歴の話題になって、個人的にすごーくおもしろかった、これが。
「エド・マクベインとエヴァン・ハンターは同じ人」なんて知らなかったし、毎回の事ながら田川さんのすごい知識量に驚く。
推理小説や佐伯泰英でもりあがっているうちに、トリのスープが出来上がる。
田川さんは「これがおいしいのよ」と取り出した鶏ガラに塩をふって、残っている肉を店長と三人でむさぼる。
おいしい。
視覚的にグロイとか言いつつ、どんどん食べた。
あとは南陀楼さんの分と決めて、とっておくことにする。
その後、柿サラダのドレッシングを作ったり、と、いろいろ。

暗くなったなぁと思っているうちに、一人ふたりと御来店。
ビール呑んだりしてしばらくするうちに、「りつ・つくる」のメニュー登場。
アボカドとレタスの入ったアホスープ。
ジャコがなぜか合う柿サラダ。
昆布だしがほのかにきいた生姜ごはん。
この季節にぴったりのメニューで、食べたあとは体がとても暖まります。
田川さんと皆さんは、何やらワイワイ話していましたね。
あとから『ニューミュージックマガジン』創刊時の話をしていたらしい事を退屈さんhttp://taikutujin.exblog.jp/のブログで知った。
この話は、私は前に聞いていたけれど、とても面白いし貴重な話だった。
いま雑誌やなにか媒体にかかわっている人なんかに、是非聞いてもらいたいなぁと思う。
こんな調子で、どんな切り口でもポンポン話してくれる田川さんなので、「りつ・つくる」を通して
いろんな話で(もちろん料理も)楽しんでもらいたいな。

この日の料理の写真をとり忘れて、落ち込んだhinata-ya手伝い。
替りににえんえんとレポートしてみました。
次は多分12月8日(土)に行います。
メニューは豚肉の梅酒煮の予定。おたのしみに!
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