ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

短距離走と長距離走と、出てくる答えの か・た・ち。  ・・・・です。

2018年01月10日 | 日記
2018年1月10日   水曜日


娘達の帰郷していたお正月の バタバタ母さん。 の嬉しい仕事を終え、 主人は いつもの様に仕事に出かけ、 木曜日ぱん屋さんも冬休みを頂戴しているので、

黙って、 一人の時間を のんびりと過ごしています。

溜まりに溜まっていた 木曜日ぱん屋の収支のPC作業で、 見たくもない現実に触れなければならず、 開店資金、 オーヴンの購入費、 店舗の照明設置費etc.etc.

赤い数字が 怒涛の様に続き、 

「 余りに採算が取れなければ、 ぱんを焼く事が好きだからだけでは、 済まないのよ。 」 って、 優しくアドバイスを下さった先輩の言葉が身につまされます。

「 君の事は、 一切 当てにはしていないから、 自由に遊んでいていいよ。 」 って言ってくれる主人のお陰で、

自分のへそくりで、 どうにかのぱん屋さん をさせて頂いている状態。 

一見 高飛車な主人の台詞の中に、 主人の優しさと、 私たち夫婦が作って来た、 長い事の時間。 からの答え。 の形。 


直ぐに結果を求めて ジタバタしてしまうせっかちな性格の私は、 長距離走な生き方、 取り組み方が、どうも 苦手で、

売れ残ったぱんを見ては、 「 お商売は、 向かない。 」 「 私のぱん力は、 ダメだ。 」 から、 「 もう、 ぱん屋さん辞める。 」

の展開は、 日常茶飯事の台詞。 ← それだけ、 私は、 へっぽこな性格の中年おばさんぱん屋。

それに反して、 長距離走の生き方の主人は、 毎度、 毎度、

「 君の事は、 一切 当てにしていないから、 自分がしあわせであれる取り組みをしなさい。 」 と、 言ってくれます。


自分で、しあわせであれる取り組み。


それは、 人 それぞれで、 私のしあわせであれる取り組みは、 お金儲けでも無くて、 ← もともと、 当てにされていないし、 計算事が全く苦手。

ぱん屋で、有名になる事でも無くて、 ← 時折、 欲にココロは揺れる時が有るけれど・・・。  ココロ、 弱。

立派なぱんの先生になる事でも無くて、 ← 人の後ろからくっついて行く方が、 性に有っている性格だし。



短距離走の生き方の性格の私の、 小さな 小さな しあわせの形。











粉の香りをたのしむ事の出来るシンプル食パンが、 納得できる様に 出来上がった事。

トーストすると、 サクサクで、 それを食べる時のしあわせを、 作り出す事の出来たしあわせ。

それを送った娘から、

「 美味しい物、沢山 ありがとうございます。 はちみつを買って、 ぱんの到着お待ちしていたので、 早速 頂きます。」

の言葉と一緒に送られてきた一枚の写真。

トーストしたぱんと、 ほうれん草の沢山のったおそうめんと、 竹輪とナスの炒め物 の、 食卓の様子。

独りで暮らす娘の、 堅実さと、 実直さと、 食も大切にする様子に、 短距離走の私が、 26年かかって 出せた答えの形。 を見る事が出来て、

「 それで、 良いんだ。 」 って、 意味も無く感じた、 親ばかの私。 でした。


直ぐに 出ない答えでも、 忘れた頃に、 確かな答えを貰える事って、 有るんですね。





















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする