hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Eleanor Oliphant

2018年03月29日 | 洋書
 ちょっと想像していた話と違ったのですが、評判通り面白い作品でした。

 7 out of 10
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Maria in the Moon

2018年03月25日 | 洋書
 心理スリラーにカテゴライズされている作品ですが、トラウマを抱えた女性が主人公のチックリットという感じ。
 つまらなくはないのだけれど、彼女が苦しんでいる内容が少し前に読んだものと原因と対処法の両方が重なっていて新鮮味を持って読めなかったので、特に印象的なものにはなりませんでした。

 5 OUT OF 10

 90年代、ドラマも漫画も本も、ほとんどの作品が「トラウマに苦しむ主人公」の物語に偏っていると感じていました。
 2000年に入り、その傾向が薄まり、ほかのテーマの作品も少しずつ出てきた様に思ったのですが、最近はまた「こればっかり」な気がします。
 今現在読んでいるものもそうです。
 私の積読本の中のどれくらいがトラウマ・テーマなのか不安になってきました。
 そろそろ違うタイプの作品が読みたいなぁ・・・・


 今月の挫折した本

 
 
 前々から何度も読みだしては全く入り込めず投げ出していたけれど、購入した本だしなんとかしようと思い、評判が悪いと知っていた AUDIBLE も手に入れ、格闘したけれど全然ダメでした。作者本人が読んでいるナレーションは噂通り最悪。睡眠薬を飲まされて眠りに落ちる瞬間のしゃべりというか伸び切ってしまったカセットテープのような朗読。2倍速にしてようやく普通のちょっと遅めの感じに。どっちにしろ抑揚が全くなく聴いていたら発狂しそう!
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Stonehearst Asylum

2018年03月02日 | 映画
 エドガー・アラン・ポーの小説をベースにしたゴシックスリラー。
 オックスフォード大学の医学部を卒業したばかりの主人公が、森の奥深くに隔離されたように佇んでいる精神病院に研修になってくるところから物語は始まります。
 当時の精神科の治療を否定した、ありのままを受け入れながらの治療、スタッフと患者がともに食事をしたり憩いの時間を過ごしたり。
 そんな病院の方針に感銘を受けながらも何かがおかしいと気が付く主人公。
 その謎は何なのか。



 豪華キャストで話も分かりやすく面白い作品でした。時々ホロリときたり。
 さすがのベン・キングスレー、マイケル・ケイン、いくつになっても美しいケイトベッキンセイルと豪華キャスト。しかしながら彼らに負けずに主役をしっかり張っていたジム・スターゲスの演技も良かったんですよ。彼は全く覚えられない顔なせいか、underrated な気がします。地味にしっかり主役をやっていくジョン・キューザック的な存在なのかも。
 悪役に私の好きな David Tewlis の無駄遣い!まだこんな役やらないといけなかったかなぁ・・・・
 そしてろくに顔が映らないチョイ役にこれまた私の好きな Jason Flemyng、彼もまた underrated なんだよなぁ・・・
チョイ役同士のツーショット
 とにかくキャスティングもストーリーも好きでした。

 5 OUT OF 5

 世間の評判はそう良くないようです。
 原作に比べるとユーモアが足りなかったみたいですよ。
 そうなると原作もぜひ読んでみたいものです。The System of Doctor Tarr and a professor Fether というタイトルの作品だそうです。
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Now you see me, Me and You

2018年02月27日 | 映画
 Now You See Me

 四人のマジシャンたちがマジックとトリックを使って銀行強盗をする話。
 豪華キャストでマジックのパートの技術もきれい、そしてストーリー展開も出演者の話す速さもスピーディで目が離せない作品でした。
 正直トリックは半分くらいしか理解できなかったけれど、エキサイティングで面白い作品でしたよ。
 あーカワイイ
 3.5 out of 5

 
 You and Me

 

 非社交的な少年が、学校のスキートリップをさぼって一人物置のような地下室で一週間を過ごそうとする。
 そこへ何年も会っていなかった腹違いの姉が乗り込んできて居座る。
 なかなかな横暴な義理の姉だが、好きな人と一緒になるために薬の中毒から立ち直ろうとしている。
 いやいやながら彼女を助けているうちに二人の間にそれまで一度も芽生えたことのない姉弟愛のようなものが存在し始めた、というような話。
 雰囲気というか間が好きだなと思ったら、「The Deamers」のイタリア人監督の作品だった。
 主人公が音楽好きで、流れてくる音楽にもこだわりと色々意味がありそうだったのに、それが全然わからなかったのが残念。
 4 out of 5
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Nutshell

2018年02月25日 | 洋書
 語り手が胎児!というなんとも突拍子もなく不気味な設定にどうしても抗えず購入。
 ところが、この生まれてすらいない胎児のやつがとんでもなく博識で、難しい言葉をやたらと使うんですよ。
 あらすじは簡単。
 胎児の母は妊娠中に夫と別居をすることになり、その間に夫の弟とできてしまい、家に愛人を連れ込んでいる。
 その夫の持ち家を売り飛ばしてお金を作ろうと愛人とともに夫の殺害を計画実行する。
 この様子を胎児が音などをヒントに実況中継したり、自分の気持ちを語ったりするのだ。生まれることに希望を持ったり絶望を感じたり、まだ見ぬ母親への無償の愛を語ったりして、彼の心の声は時々切ないのだけれど、とにかく wordy でわけわからんのです。
 イアン・マキュアン、ここにあり!
 The Children Act はすごくはまったし、最近読んだ Sweet Tooth は簡単だったので、「もう大丈夫」と思っていたらガツンと落とされた感じです。
 登場人物の名前からもわかるのですが(語り手には名前すらないですけど)、ハムレットの現代版的な要素を持った内容なので、合わせて読んでみるといいでしょう。その勇気と気力があればですけど(笑)

 あまりにも難しくて手に負えなかったので、評価はなしです。

 ちなみにこの胎児、妊婦の母がおかまいなしに飲むのでワインの知識も豊富なのですが、Sauvignon Blanc より、サンセールの方が好きだそうです。
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