おはようございます。
突然ですが…
「ふかくこの生を愛すべし」
會津八一先生の言葉です。私が大病をする前年の夏、仕事で富山へ行った時にご年配の方からこのような柵をいただいていました。
調べてみたらこの後には
「かへりみて己を知るべし」
「学藝を以て性を養ふべし」
「日々新面目あるべし」
と続きます。
ある人がこれを玄関にかけていたところ、たまたま自殺を考えていた青年が訪ねてきてこれを目にし、自殺を思いとどまった、（その方から聞いた話です）というエピソード付きだったので我が家でも玄関にかけました。
ずっと玄関にかけてあったのですが、
見慣れてしまい、存在が無になっていました。
しかし昨日ふと目に止まり、ああ、そうだなぁ。もっとも。と納得しました。
何かの知らせだったのかもしれません。
その方は断捨離をされていたらしく、捨てられないから私にくださるとのことでしたが、病後どこか投げやりな、病気を言い訳にしてしまうことがありますが、私に向けた言葉に思えてきます。
確かに、
深くこの生を愛すべし、
そうだそうだ。
毎日これをみて、思い出して、大切に生きよう。