隅田川沿いの道路を、用事で通ることがあります。ある日没後、夕風とともに川の水が増してゆき、薄絹のような川面に、細かな波が立っているのを見て、忘れていたさまざまなことを思い出し、懐かしさが心に満ちてきました。
ゆうまぐれ かぜひたよする おおかわの おものうすきや ちじになみだつ
夕間暮れ 風ひた寄する 大川の 面の薄きや 千々に波立つ
(夕闇迫るころ、夕風に吹かれるように川の水が増してゆき、薄絹のような川面に、細かな波が立っています。私の心も、千々に波立つようです)
*******
ホームページ『日守麟伍ライブラリ』
ゆうまぐれ かぜひたよする おおかわの おものうすきや ちじになみだつ
夕間暮れ 風ひた寄する 大川の 面の薄きや 千々に波立つ
(夕闇迫るころ、夕風に吹かれるように川の水が増してゆき、薄絹のような川面に、細かな波が立っています。私の心も、千々に波立つようです)
*******
ホームページ『日守麟伍ライブラリ』