「 チカの穴釣り 」 がさも危険な様に演出してしまい、皆さんを驚かせてしまって申し訳ありません・・()
でも、実態を知っている北海道の釣り師の中には笑いながら写真を見ていた方も多いことと思います。
上の写真、釣り師たちの前の氷には亀裂が入り、昨日紹介したように、干満の潮の動きで小さな氷が独立して浮いている部分。 そう危険地帯です。
これは銀太郎の竿。穴の中をのぞいて見ると・・・
ちょっと見づらいですが、氷のすぐ下の餌(白い皮針)をチカが咥えようとしている瞬間です。 でもよ~く 見ると底に着いたオレンジのオモリが見えるでしょ?
カメラをもっと水面近くに寄せてみました。
底に横たわっているオレンジのオモリの付近にある小さなピンク色の物体は「オキアミ」というプランクトンの一種で、銀太郎が「撒き餌」をして海底に沈んだ物。 中央には1匹のチカ、写真の上部分には氷のすぐ下にある餌・・・、そして餌を狙うチカが丸く位置しています。
わかりましたか??
この写真は最初の写真・・
左手に丘に上がった船が見えます。という事はここは船上げ場・・。港内の海の上とは言っても、船を上げるために浅瀬になっている場所なんです。海底のオモリが鮮明に見えたでしょ?
水 深
・ ・ ・
50センチ。
冷たいけど落ちても決して死ねません()。バシッ!バシッ!
ところで、
これは先程の写真ですが、光の屈折で見づらい円の外側に、円の中心を向いているチカが6匹ほどいるのが判るでしょ?
氷の張っていない丸い天井からの光や人間の気配に警戒しながらも中央に浮いている餌を狙っている光景です。
潮回りが悪くなかなか釣れない時間帯だったのですが、安心な氷の下で天井の開いた危険地帯にある餌を意識しているチカの生態がお判りいただけたと思います。