メス鮭 「金子(きんこ)」のひとり言

サケ釣り没頭の釣キチさん・・、私を釣り上げるための秘策「シーズンオフのメンタルトレーニング」を教えちゃいますっ。

続・ホタテ釣り

2006-03-30 | 記録写真・釣

 

これより先、関係者以外は立ち入り禁止です。

「関係者」とは抽象的すぎ!

「釣り関係者」ですっ、入っちゃいま~す。

                        

積んであるのは「ホタテ」の貝殻、

全部、釣り人が置いてった残骸・・・

そんな訳ないしょ!これは漁礁にするための産業廃棄物のリサイクル貝殻。

でも半分くらいの方は信じたでしょ?あしたはエプリルフール・イブ。 そんなイブなんてないって? あるの、北海道には!!!

                        

さてさて、「冗談」は剣道の構えだけにしておいて、ホタテのお話でしたね。

OKUYANさんのコメントで 「  」 の銀太郎なのですが (髪の毛がバーコードの意味ではありません)、すこしホタテの話題を・・・。

オホーツク海岸の北部の街では「ホタテ御殿」という言葉があります。

ことば通り、ホタテの収益で建てた御殿住宅なのですが、浜頓別町、猿払村には御殿が並んでいます。

                        

8月中旬、お盆の時期を過ぎる頃になると、小さな漁港にはお祭りの屋台かな?と思うような建物が並び、煌々(こうこう)と輝く裸電球のもと「ホタテ稚貝」の選別作業が深夜まで続きます。

あの屋台はきっと各漁船の持ち主の家族や、出面さん(アルバイト)ごとの屋台なのか、選別作業が終了し、養殖稚貝を積み込んだ船は闇のオホーツク海へと消えていきます。

そしてその出航ごと、順番に屋台の明かりも消えて静かな闇の港が戻ってきます。

                        

海域を計画的に区分されて撒かれたホタテの稚貝は、数年後計画区域ごとに回収(?)されます。

9月中旬になると夜明けを待ちきれない漁船たちは、エンジン音を威勢良く発して指定海域へ出航!

なぜそんな事知ってるかというと、9月中旬はサケ釣りの最盛期、4時半頃の夜明けを待ってサケ釣り竿の設置が3時半頃から始まるのです。

ポンポンポン・・・と港方向から聞こえる漁船のエンジン音。そんな音を聞きながら心の中は大漁節なのです(笑)。

指定海域では、大きな「熊手」のようなカギを引っ張って海底のホタテを収穫します。熊手は小さなホタテは、すり抜けるので一定の大きさの貝しか収穫しないんですよ。リリースってやつですっ。

大きなホタテを熊手が「ポロッ」と落とした時は「降貝(後悔)」って言うのかな?

                        

なぜ稚貝の話をしたかと言うと、その選別作業の積み込み中に海に落ちた一部の貝や、お払い箱になって処分された稚貝が港の中で成長するんです。

天秤でのホタテ釣が発明されたのが10年ほど前の事。

流氷の去った港が、小魚のサビキ釣りでもしているかのごとく、港狭しとばかりの釣り人でゴッタ返した頃もありました。

ホタテ釣りでは皆さんの想像通り、天秤のステンレス棒に、ホタテの少し開けた口が触れると「パックン!」と貝を閉じるのです。

だから、ゆっくりゆっくりリールを巻くのがテクニック。

                        

ホタテは開けた貝の口を「キュッ」と閉じながら潮水を噴いて移動もできるんです。

知ってた貝?

驚いた貝?

 

                    

 

 タニコーさんのイラストです

                     



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