古代日本国成立の物語

自称「古代史勉強家」。趣味は実地踏査と称して各地の遺跡、神社、歴史博物館を訪ねること。学芸員資格の取得を目指して勉強中。

堺市博物館

2019年01月06日 | 学芸員資格・博物館
2018年12月、大阪府堺市の大仙公園内、仁徳天皇陵とされる大山古墳の真ん前にある堺市博物館を見学しました。





受付で料金200円を支払って入館。ちょうどシアターでの上映が始まったところだったので、まず最初に10分ほどの動画を見ることにしたのですが、百舌鳥古墳群を紹介するこの映像、なかなかよくできていました。百舌鳥古墳群と同時期に造営された古市古墳群とともに最盛期の様子をCGで再現し、当時の河川の流れもよくわかる。とくに大和川を消した映像がいい。現在の地図ではどうしても大和川が視界に入ってイメージを邪魔してしまう。現在の大和川は江戸時代に付け替えられたもので古代にはここを流れていなかったので、重要な河川は石津川や西除川、石川であるはずだ。それに気づかせてくれる映像でした。

シアターの裏に展示された大山古墳(伝仁徳天皇陵)の写真や絵図。














昔の大山古墳の様子やその変遷がよくわかる。現在は青々と木々が茂っている墳丘ですが、昔は意外にも地肌が見えていたこともあったようです。このあと展示室へ入りました。常設展は展示替えの真っ最中で中世以降のコーナーは閉鎖されていたのが残念だったものの、その分、考古資料をじっくりと堪能することができました。



















世界遺産登録を目指す百舌鳥古墳群のど真ん中だけあって、古墳時代の展示の充実ぶりは流石と思ったものの、逆に縄文や弥生時代の展示に物足りなさを感じずにはおれませんでした。

縄文・弥生の展示はこのパネルだけ。

四ツ池遺跡など重要な遺跡があるにもかかわらず、これはあまりに寂しすぎます。

となりの和泉市にある「いずみの国歴史館」で学芸員実習を受けたことを機に和泉や泉州の古代史を少し勉強したあとだけに、古墳時代につながる弥生時代、さらには縄文時代のことも学べる博物館であってほしいと思いました。

考古資料をじっくり堪能したものの上に掲載した写真がほぼ全てなので1時間ほどで見学を終了。常設展や百舌鳥古墳群に関する図録を購入しようと思ったのですが、いずれも在庫がなく入手できませんでした。仕方なく博物館を出て眼の前の大山古墳や周囲にある陪塚を見学することにしました。



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