ブログ de 姫リンゴ

ひめまの戯言、次女の雄叫び、

一言多い長男、長女、父の日常です。

20歳、そして年金 前編

2018-04-23 | 自閉症
ご無沙汰しております。

1月に次女が20歳になりました。
中身は贔屓目に見て5歳児ですが時の流れは残酷な物で成人という現実を突きつけられました。
20歳、成人、おめでたいことなのに障害児から障害者へ変わった事実の重さを感じています。

障害者+20歳=障害基礎年金の申請が必須になります。
貰いたくなれば申請しなくていいんですけど、収入がほとんどない障害者は生きていくために必要な申請だと思うので、障害年金(こう表記します)に関しては特別支援学校でも小学部の時から毎年必須科目のように講習会がありました。

とはいえ小学部の内は「まだ先の話だし~」と呑気なもの。
就労に関しても小学部では先が全く見えない状態なのでこれは致し方ないことだと思うが、とりあえず毎年講習会には参加してました。
それに加え制度が毎年のように変わったりするので今教えて貰ったことが通用しなくなることが往々にして起きるため、高等部に卒業間際になってからでいいやと捉える親御さんも大勢居ます。
実際私も小・中学部の時は参考程度に聞いてました。

学校側もそれは重々承知していて高等部3年になるといよいよ卒業後2年足らずで申請できるようになるため、講習会の時間を多く割き、必ず参加するようにと保護者だけでなく生徒にも指導します。
卒業後は一人一人に「そろそろ申請の時期だから書類を揃えてね、診断書書いて貰ってね」なんて指導はできないですから、在学中にしつこいくらいにレクチャーします。

その時に教員及び年金担当の方々に懇々と言われるのが、
1、診断書を書いて貰える医師や病院を確保すること
2、今まで罹った病歴や初診日などを記録を詳細にまとめておくこと
この二つは先輩お母さん方からも申請の時期が来る前にそれだけはやっておけと言われてました。

やっておけと散々言われていましたがやってませんでした。
正直面倒だったからと申請の時期が同学年の子より遅いため(次女は1月生まれ)実感が全くなかったため。
ちなみに年金課への相談は誕生日の3ヶ月前から出来ますが申請は誕生日の前日からしか出来ません。

我が家が申請の為に動き出したのは11月下旬、年金課へ相談に行くところから始まりました。
障害年金の申請をしたいと申し出るとその時に担当した年金課の職員の方が担当となり、
申請が終わるまで面倒を見てくれます。(住んでるところの自治体によって違うかもしれない)
書類は何が必要か、いつから何をすればいいのか事細かくまとめてくれて指導してくれます。
まず私がやらなくてはいけないのは医師の診断書をもらうこと。
そして今までの病歴と初診からの診察日、次女のこれまでの経緯を明確に記した受診歴申立書と病歴・就労状況申立書を作成すること。

診断書はかかりつけ医がいるためクリア。
問題は受診歴申立書と病歴・就労状況申立書の作成。
そうです、ここで教員、年金課職員、先輩お母さん方の「まとめておけ!」の重大さに今更ながら気づき震えることになります。
なんで震えるのかというとその細かさ。
診察日は○年○月ではダメ、○年○月○日と日にちまで明記し、さらにそれを証明しなくてはいけない。
日記付けてる方ならそれが使えます。
それでなければ記憶を辿るしかないのだが、それが非常に困難を極めるのは目に見えてる。
そして初診日が非常に大事で初めてその障害で医者にかかった日を証明するためにその病院で初診証明書を書いて貰わなければならない。
ここまで話を聞いて「なんでそんなに細かく書かなきゃいけないのよ・・・」と思わず漏らしてしまったら、年金課の担当者は「大変なんですがそれがないと申請できないし、どうしても分からなかったら分からないことを書いた書類を提出すればいいんですけど、審査に響く可能性は大きいです」と。
そうよね、人様が払ってくれている税金を使わせてもらうのだから審査が厳しいのは障害者といえども当然だ。

ということで年金申請のために約1ヶ月の記録を書いていきます。
後編へ続く。

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