masa
です。
認知症の症状には 「物忘れ」 がありますが、この時期を飛び越すと、普段できていた事が出来なくなります。
この時期になると、周りの人は心配になり、「どうなってしまったのだろう」 と混乱することになります。
特に、女性にとっては、今までできていた料理などが出来なくなることが多いようです。
主婦の多くは毎日の献立を考える時、 「今日は何つくろう・・・」 と悩むことがありますが、その事がだんだん出来なくなっていくトミスケを見ながら、献立を考える事が出来るあたりまえの事
に感謝しています。
あのシイタケが鍋いっぱい!
の事件(笑)があってからは、しばらく調子のいい日が続きました。
ある意味、毎日、今日は何が起きるのだろうと、ワクワク、ドキドキ
していました。(笑)
そのような中、物がなくなることは珍しくなく、鍋の蓋・フライ返し・しゃもじ・ラップなどがない時は、「ここかな?」「エッ!違う」「じゃあ ここかな?」と、楽しそうにクイズ感覚で探すことが多かったです。
そんな姿を見ていた娘に、「お母さんは、探し物を楽しんでいるみたい。変だね(笑)」と、よく笑われたものでした。
しかし、さすがに中華鍋がなくなった時には、あんな大きなものを入れる場所は限られているし、探しようがなく困りました。
どこで見つけたと思いますか?
ナント
お布団がガバッと盛り上がっているので、「エェー! まさか」と・・・。(笑)
そっとお布団を剥いだところ、トミスケがベッドの中で、大切に抱っこして寝ていたのです。(笑)
こんな姿も、本当に、可愛かった
です。
さて、今日は、豚汁という名の「おでんちゃん」
をお届けします。
前回に引き続いて、認知症がすすんだな! と思えた、料理編
です。
ある日、仕事から帰って台所へ行くとお母さんが、「masaちゃん、今日は豚汁を作っておいたからね」と言ってくれました。
masa
は、
「ワー、嬉しい。寒くなったから豚汁はいいね。\(^o^)/ お母さんありがとう」と言って、豚汁の顔を一度も見ないで、
メインの料理を作り始めました。(笑)
さて、食事が完成。
「みんなご飯だよー。おいでねー」と呼んで、
「寒くなったから、お母さんが豚汁を作ってくれたよー」と言って、お椀に注ぎ分けようと蓋を取ってびっくり
ナント 大鍋に横たわっているのは、厚さ5㎝の大根・ちくわ・はんぺい・こんにゃく等・・・。ところ狭しとゴロゴロしているではありませんか。
名づけて、みそ仕立てのおでんちゃん
でした。
予想しないものが鍋に入っていたので、一番驚いたのはmasa
で、本当は「ギャー
」と、飛び上がるくらいでした。(笑)
しかし、何もなかったかのように、器をお椀から小どんぶりに変えて、みんなに分けました。(笑)
家族は、「エッ! 豚汁じゃないの?」と、言ったものの、豚汁という名のおでんちゃん
を、みんな笑いをこらえながら食べました。(笑)
今、思い出しただけでも笑っちゃいますね。
しかし、これですよ。
失敗をした後に落ち込ませない。
悲しい思いをさせない。
自分は
幸せ
と思えることをする。
生きていて良かったと思えることをする。
今日の写真のトミスケ
を見てください。
とってもおちゃめ
でしょ!
この姿を見たら、何も言えなくなりますね。
toshiさんと、「私たちは家族だから・・・。しかし、お世話になっている施設の皆さまには、ご心配やご迷惑をいっぱいかけているだろうね。感謝だね!
」と、いつも話しています。
いつもお世話いただいている皆さまに、心から感謝いたします。
ありがとうございます。
お読みいただきまして、ありがとうございます。(masa
)
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