天然石の力を初めて知ったのは、印鑑をつくったときでした。
妹が全国のデパートで外商さんとお仕事をさせていただいた関係から「愛媛の松山にはすごい印鑑をつくる人がいる」と教えられました。
私の故郷は愛媛で、松山に実家があったこともあり、まず、妹が印鑑をつくりました。
宝石印のため、人によって石は異なります。妹の好きな石はラピスラズリ。印鑑屋さんは、他の石をすすめましたが、妹の頭の中はラピスラズリしかなかったらしく、他の石には何も反応を示しませんでした。不思議なことにできあがってくると、石の中に龍が入っていました。これには印鑑屋さんもおどろいていました。
私も印鑑をこれまでつくったことはなかったので、会社の印鑑をつくることにしました。
松山のお店にいって、いわれたことは「白蛇さんがそばにいつもいらっしゃるんだけど、白蛇をみたことありますか?」と聞かれました。
実は子どもの頃、白いヘビが納屋の中にいて逃げていったのを見ていました。
ビックリです。
しかも会社の名前を変えるようにいわれてしまいました。この会社は後3年しか持たないと。
どっきりですが、子どもが大学を出るまで会社を続けたいと思っていたので、本当にいいあてられたといったほうがいいです。
納得して、会社の名前を変えて印鑑をつくりました。
そのおかげかどうかわかりませんが、今も会社は存続しています。
ある日、使っていた実印が落ちて欠けてしまいました。電話で予約をし、松山に行きました。
すると、印鑑屋さんは、「相続の問題でもめると出てますね。この欠けた部分は金銭的な部分ですから」といわれました。
作り替えられた方がいいという話になりました。これまで白翡翠でつくっていた実印ですが、今度は赤メノウになりました。
「あなたには問題は及びませんよ」との言葉もありました。
不思議ですが、この赤メノウ、主人のブレスレットを治すために使われた石です。
そのときに勝負の石、トラブルに勝つといわれました。
トラブルの行方は、またの機会に。
ちなみにこの印鑑屋さんは松山にある「鳳印章」、予約が必要です。