A.himeのフォト日記

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彼岸花の不思議…

2012-09-24 | お花
毎年、秋のお彼岸の頃になると一斉に咲く彼岸花。
今年も彼岸花の季節がやってきました。
畔を埋め尽くす燃えるように真っ赤な花。きれいですよね。
この花を見ると秋だな~って実感します。

<9月22日撮影>


お彼岸が近づくと、にょきにょきと現われる葉っぱのない茎。その先に鮮やかな赤い花が開きます。その姿は独特で、放射状に開く6枚の細い花弁と長く伸びた雄しべと雌しべ、そんな花弁が5~7個、輪生状に外向きに咲いて一本の花になっています。燃えるような真っ赤な花が畔や河岸に群生している様はとても印象的です。



彼岸花は地域に関係なく全国ほぼ一斉に花を咲かせるので、私はこの花の開花条件は日照時間で、いわゆる短日植物だと思っていました。でも年によって咲く時期が微妙に前後しているようで、それは確実な条件ではないようです。それでは気温が関係しているのでしょうか?いろいろ調べてみましたが、確実な情報は得られませんでした。あるコラムには、花が咲く直前まで外気温の影響をうけない土の中ですごすからというのが一番の理由のようだと書かれていましたが…。



花が咲き終わった晩秋のころ、今度は深緑色の葉が出てきます。葉は冬中は姿が見られますが、春になると枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何もありません。花と葉が同時期に地上に出ていることはないのです。不思議な花ですね。

そして、彼岸花にはなぜかアゲハ蝶がよく集まってきます。蜜がおいしいのか?それとも赤い花が好きなのか?全草有毒なのに…。

また、彼岸花には雄しべと雌しべがあって、こんなに蝶があつまるのに、種子はできないそうです。球根で増えるのですね~。日本には北海道から沖縄まで見られますが、自生ではなく人が植えたものだとか。農作業や洪水などで土と共に球根が移動したものも。それにしてもよく増えること。思わぬところに咲いていることもあり、種でも増えるのかと思っていましたが(以前住んでいた家の塀際にある年とつぜんに一輪だけ咲いたことがあったので)それは違うようです。

不思議はまだあります。
近くの空地に今年初めて彼岸花が咲いているのを見つけました。埋め立ててから10年近くなるのに何故?土壌に混ざっていたのでしょうか?彼岸花の球根は深く埋まってしまっても球根を上方に移動させる力があるそうです。それにしても…

彼岸花は別名曼珠沙華とも言いますが、異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、狐花(きつねばな)、など…日本での別名・方言は千以上あると言われていますが、あまりいい名はありません。こんなにきれいな花なのに可哀そう…ちなみに私は子供のころ「てくされ」と言っていました。

ほかにもいろいろ…彼岸花の話題はいっぱいあります!


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1 コメント

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飢饉に備えて (yama)
2012-09-26 06:54:32
江戸時代?獲れた米のほとんどを年貢として取り上げられた百姓が、飢饉のときの食糧にと植えたものと聞きました。
彼岸花の球根はユリ根のようで食べられるそうです。
(ほんとうに食べられるかどうかは知りませんが)
余りいい名がついていないのは、他人に盗られないようにするための知恵だったのでは?
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