実践報告／質問カード、ちょっと不快です！！って言われました(笑)

2022年08月18日 | 保健室コーチング

（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー　桑原朱美です。

今日のテーマは
「実践報告／質問カード、ちょっと不快です！！って言われました(笑)」です。

先日の記事に続いて
とても面白い実践報告をいただきました。

前回の記事はこちら
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12752984636.html

メールをくださったのは、
保健室コーチングアドバンスコース修了生S先生

以下、紹介します。

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先日、中学３年生女子が来室しました。
質問カードをやってみました。

数枚引いて、答えた後、
彼女は「この質問カード、ちょっと不快です。」と。

正直な感想に大笑い。

「正直でいいね～。不快なのは、核心を突いているからじゃない？」
というと、彼女もつられて笑っていました。

「これを作った人、頭がいいですね。」
とお褒めの言葉もいただきました（笑）

答えにくい質問や同じカードを引くと
「先生が、言ってるんじゃないよ。自分で選んだんだよね！？」
と言います。

カードを通すことで、
いろいろなものが見えてきますね。

おとなしい生徒だったので、
「ちょっと不快です。」と本音を言えた段階で、
カードを使った意味がありますよね(^o^)

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教材活用オンラインカフェでも
お伝えしているのですが

HMレジリエンスメソッドの目的は
子どもたちの問題解決ではありません。

そして、正しい使い方というのも基本的にはありません。

大切なのは、

カードという媒体を通して

自分の内側を表現するということです。

カードを使って何か引き出さなくては！
成果を出さなくては！

そんな想いがあると、
相手は、無意識に心を閉ざします。

答えたからよい、答えたから悪い
というものではありません。

相手の反応に一喜一憂する必要は
ないのです。

Ｓ先生は、保健室コーチングでの学びを通して

脳の科学を深く理解され、
たくさんの生徒の対応にカードを活用された経験もあり

「不快です」という生徒の言葉にも
動じることなく、コミュニケーションを
とっていらっしゃいますね。

Ｓ先生も、かつては
「正解でなければ」「役に立たなければ価値がない」
というビリーフをお持ちでした。

そのビリーフを否定することなく
そんなビリーフを持っている自分をまずは認め

ちょっとだけ自分のビリーフを
「緩める」ことを日常の中で淡々とやってこられた方です。

私たち人間の悪い癖の一つが
「悪いもの（と感じたもの）は排除して、正しくあらねば」
という思い込みですね。

闇（と決めつけたもの）を全部なくして
光だけになろうとする人は
永遠に、その闇に付きまとわれる人生を
送ることになります。

保健室コーチングでスキルの取得より
自分と向き合ってくださいと口を酸っぱくしているのは

闇と向き合い、それを受け容れた上で
自分の人生を生きていく覚悟がある人こそが
他人の問題にも冷静に対応できるということにつながるからです。

それでは、今日も
素敵な１日を！

p.s. 7/12　第１４回全国保健室コーチング研究大会
分科会講師の先生とのライブアーカイブ
https://youtu.be/wgYgq5YbpWQ

7/7　現職養護教諭・保護者と語る「学校保健のICT活用」
アーカイブ
https://youtu.be/If0lVvXcRNU

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年7月13日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

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姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

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