姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

ほめると叱るの脳科学(1)

2021年01月21日 | 保健室コーチング

(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原規歌です。



今日のテーマは
「ほめると叱るの脳科学(1)」です。


小学校に勤務していたころ
新入学してくる児童の保護者が

「ほめて育てるということを希望します」
ということを
書いていらっしゃいました。


当時はまだ
脳科学を学んでいたわけではないですが
ちょっとした違和感を感じたことがあります。

ほめるって大切なことだけど
ほめてばかりでいいのかな?と。

実際、社会にでると
ほめられることばかりではなく
叱られることも多いですね。

長い目でみて、
そこばかりに求めてしまっていいのかな
なんて考えたことを覚えています。


中学校勤務になってから
NLPに出会い

ほめる、叱るということにも
脳科学的な理論があることを
学びました。

ほめるには
評価と承認があること。

評価は基準が
ほめる側にある。

承認は
評価基準を手放して
相手を観察することから
始まる。

相手の内側のモチベーションを上げ
主体的な思考を生み出すためには
承認を大切にする。


何をどう承認するか
どんなことばをかけるのかで
反応する脳の部位が違う。

などなど
たくさんの仕組みを学びました。

保健室コーチング資格コースでは
ほめると叱るの理論と実際を
しっかりお伝えしています。


能力をほめる、叱る
行動をほめる、叱る
価値観をほめる、叱る
人格をほめる、叱る


それによる脳の反応や
相手への影響がちがいます。

これを学ぶことで
子育てや学校現場
部下への声かけに非常に役立てるように
なります。


しかしながら
桑原は

ほめるとか叱るとかという
視点を手放すことの必要性を
感じています。

「ほめ方」「叱り方」という
ノウハウを超えて

「この状況で
どうことばをかけるのが

相手の主体性や思考を導き
成長を促すのか」

という視点を持つことです。

というのは
脳科学の世界では
有名な実験があるからです。

ほめることで必ずしも
人の自己肯定感を高めるとは
言い切れないという実験です。

長くなりましたので
続きは次回!


それでは
今日もすてきな1日を。

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年3月25日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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