姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

あなたが解釈したことと 実際の事実は同じではない ~中学生向けの講演から~

2013年02月15日 | 児童生徒向け講演



 愛知県清須市新川中学校 学校保健委員会で 生徒さん向けに講演をしてきました。



 タイトルは「ハッピーを呼び込む法則~ことばと脳の不思議な関係~」
 
 この日は 期末テストの最終日だったということで 

生徒さんたちもほっとしたところでの 講演です。

 しかも バレンタイン。生徒さんの中には 

 「チョコをどうやってわたそうかな」なんてところに気持ちが言っちゃってた子もあったかも。

 でも 1,2年生の生徒さん 寒い体育館の中で 

 最後まで 集中してくださいました。

 まずは

 「脳と心の勉強をしてきてわかったことは


  ・脳に良い悪いはないということ
  ・幸せに生きている人は 脳とコトバと現実の関係を知って 活用している。何かがあるから幸せ、

   何かが人よりできるから幸せとか、何かが不足しているから人より劣っているから不幸とか、そういうことでなはいということです。

   今日は脳のしくみとコトバと現実の関係を学びましょう」という前置きから。


  
 そして 本編に入ります。

 1 幸せを奪うコトバたち」ということで やばい口癖を持つ 6人の宇宙人のお話をしました。
 
 中学生だけでなく 私たち大人も何気なく使ってしまうコトバですが それはけっしてよい現実を呼び込むことはありません。

(この宇宙人についての詳細は  著書「十代の君たちにおくる保健室特別セラピー」に書いてありますよん)



 2 「分かり合えない」を作る脳のトリック

 私たちの脳が「客観的事実」を見ることができないということを ゲームで体験してもらいました。

 そのために


・高度に発達した人間の脳では、五感がとらえたものと、実際に脳が認識するものはズレが起きること 

・意識を向ければ いままで 見えなかったものも 見えてくること

・つまりは、私たちの脳は 『自分の思い込みに合うように』現実の認識を変えてしまうこと

・出来事そのものによって なにかしらの感情がひきおこされるのではなく、出来事に対する「解釈」「意味づけ」が特定の感情を引き起こすのだという理論を、実際にの事例をもとに説明

 「あなたが解釈したことと 実際の事実は同じではない」



3 ゲームで体感!私たちのコミュニケーション

 ここでは、先生方に前に出てきていただいて デモでゲームをしていただきました。

 このワークと実際の事例を通して 「伝えたこと≠伝わったこと」であることを説明。

 深層部にある体験はちがっているのに、同じ言葉で表現されている。

 でも一つの言葉に対して描くイメージや意味づけはみんな違うということを説明しました。

 このあたりは 子どもたちの日常でよく起きることでもあり、生徒さんたちは、非常に熱心に聞き入ってくれました。

 そして メールなどの文字コミュニケーションでは コミュニケーションのための大切な情報が決定的に不足していること、

 それによって 行き違いがおきてしまっていることを事例を通して紹介しました。

 実際にメールのやり取りにおけるトラブルは本当に多いです。

 便利が奪ってしまう人間の感性という点からも 思春期の子どもたちに伝えたいことの一つです。

「だからこそ、話をちゃんと聴こう。自分の解釈じゃなくて ちゃんと相手と向き合って確認しよう。

そして、分かり合うまで話そう。メールじゃなくて、あなたの五感を総動員して。」



4 コトバのチカラはハンパない!

 ここでは 再び先生方にご協力いただいて コトバの持つ影響力について お話ししました。

 どうして人に嫌なことを言ってはいけないのかを 脳の仕組みから説明。
 
 「人に嫌なことを言っちゃいけないってのは 実は自分自身のハッピーのため」

 ということを説明しました。

  ニューロロジカルレベルについては ちょっと時間がなくて 簡単にお話しするにとどめました。

  ぜひ その点においても 著書をよんでいただくと うれしいなーと思いました。


 終了後に 校長先生とお話ししながら びっくりしたのは

 なんと こちらの校長先生 イチロー選手が中学校時代の野球部顧問で

 まさに イチロー育ての親! 

 彼が 自分が決めた夢に向かって一つ一つ自分が設定した課題をクリアしていく様子をみてこられた方でした。



 「決めたことを 確実に 必ず 形にしていった子でした。自分のことをどこまでも

 いつもで信じて夢をかなえることに集中していた子でした。自分で決めた人生の計画通りに生きている」というお話。


 うわー 私 今日この話を聞きにきたんや~!!!

 新川中学校の先生方 生徒さん みなさん ありがとうございました。



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