姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

現在思考バイアス

2021年05月13日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー
(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原規歌です。


今日のテーマは
「現在思考バイアス」です。

久々に「認知バイアス」の
お話です。


今回紹介するのは
現在思考バイアス。

未来の利益よりも、
目先の利益を追求してしまう
心理をいいます。

このバイアスが強いと
本当に必要なことを
後回しにしてしまい

実は損しちゃったよ!
なんてことが
人生でゴロゴロ起きます。


■目の前の10万円がほしい!

ダニエル・カーニマン
(行動経済学)は
興味深い実験をしました。

A:今すぐもらえる10万円
B:1週間後にもらえる100万円

冷静に考えればBです。
しかし、実験では
Aを選ぶ人が
いるそうです。


これは、お金に限らず
私たちの日常でも
よくあることです。


桑原も
「この仕事を今日中にやらなきゃ」
と思いつつ

大河ドラマをみたい気持ちに
負けてしまい

45分間、テレビに
釘付けになる!

大河ドラマは
リアルタイムでみなきゃ!
なんていう
訳の分からない理由で
動いてしまうんですね。


未来に目を向ければ
計画できること
冷静に判断できることが

目の前にぶら下がった
すぐに得られる快感に
負けてしまいます。

すぐに手に入り
何らかの結果がその場で
得られるものは
ドーパミンが活性化します!

そして、
ドーパミンが出まくると
そこに依存性も生まれます。

■脳の中で起きる2つのシステム

認知科学の領域では
システム1 システム2
という分け方をします。

〈システム1〉
直感的な思考でスピードが速い
ものごとを素早く処理する
沢山の経験を積んだ領域では
直感的であっても
正しい選択ができる確率は高い

〈システム2〉
論理的でじっくり思考するので
スピードは遅い
意識的に使う習慣が必要


それぞれに、プラス面
マイナス面があります。

システム1では
認知バイアスが起きやすい
とも言われます。

桑原はシステム1を
反応脳

システム2を
対応脳
と呼んでいます。


■現在思考バイアスを回避する

どうしても人間は
目の前にあるものが
「拡大」して見え

「重要だ」と
認識してしまいます。

そこで
普段からこんなことを
意識すると良いと思います。


・自分が望むゴール、結果を
明確にする

・ゴールに向けての行動を
具体的にする

・自分が反応しがちなものを
予め予測し、対応策を決めておく

・決めるだけでなく、書き出して
視覚化する

・ついやってしまった!場合
どんなトリガーでどう考えたのかを
記録しておく

ぜひやってみてくださいね


それでは
今日も素敵な1日を!
 
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2021年3月18日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
 
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