ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

全てが、堂々たる道

2018年07月20日 | Weblog
「息子が、ものすごく苦しみながら学校に行っていて・・

私は、どうしてあげたらいいのか、全然わからなくて・・

苦しい時は休んでいいんだから、と、休ませてあげるようにしているんですが、

ますます勉強がわからなくなっていって・・

苦しそうで、苦しそうで・・


もう、なにがよくて、なにがいけないのか、わからなくなりました

どうしたらいいのかわからないまま、ずっとそんな感じで・・」



あるお母さんが、涙をにじませながら、話してくださいました。

息子さんは、中学一年生。

小学生の頃から、ずっと頑張ってきた子どもさんです。



お話しをききながら、わたしが思っていたことは、こういうことでした。



息子さん、偉かったね、こんなに長い間、踏ん張ってきて

お母さんも、偉かったね、こんなに長い間、一緒に悩み続けてきて


わたしはそのことを、ささやかでも優しい花束を差し上げるような気持ちで、労りたいのです



正しいことも、間違っていることも、本当は、ないように思います

息子さんとお母さんが、たくさんたくさん悩んで考えて、歩いてきた一歩一歩に、どうして間違いなんてあるでしょう

全てが、堂々たる道です

その道を歩く意義があったのです


いつか、ずっと先に、振り返って眺めてみたら、

たくさん曲がりくねった、でも立派な一本道が、見えるでしょう

息子さんとお母さんの、いとおしいような道が



わたしも、まさに、息子と一緒に、不思議な道を歩いているところです

その一歩一歩は、わからなくて、自信がなくて、こわいような時もあるのですが、

そう思いながらも、どこかで、この道とこの日々を、いとおしんでいる私がいます


そして、このお母さんに会えたことも、不思議な道を進んできたお陰だと、うれしく思っているのです