ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

閉じる日*日々のつれづれ*

2016年11月05日 | Weblog


今朝の地元新聞に、大きな記事が載っていましたが、

今日が、主人経営の「ツルハシブックス」を閉じる日です。


書店の体裁をとりながら、みんなが目指していたものは、“居場所づくり”でした。

学校に馴染めない子どもたちや、個性的な大人の方々や、たくさんの人たちが、ここを居場所のひとつとして集ってくださったようです。


書店は一区切りして、また新たな形で活動を続けていくようですが、

この場がなくなることは、さみしいものです。


慌ただしく帰省した主人は、

「五年間、本当にありがとう。」

と言ってくれました。



わたしは何もせず、ただ見守っていただけなのですが…


信じるように生きる姿は、時に悩むことがあっても、生き生きとして楽しそうでした。

生きることは楽しいよ、と、滅多に一緒に過ごせない息子に、背中が大きく語っていました。


主人はこれからも、信念のまま、生きていくことでしょう。

日々、“生きている”と感じられること、

それは、得難いことかもしれません。


ずっと、そんな人でいてほしいと思います。

だからこそ、わたしも、わたしらしく、息子も息子らしく、生きていけます。


五年間、お疲れさまでした。

サムライ(スタッフ)のみなさんも、本当にありがとうございました。


閉じる日、この最後の日も、素敵な一日でありますように。



さあ、わたしも、何か差し入れを持って行きましょう。