今朝の地元新聞に、大きな記事が載っていましたが、
今日が、主人経営の「ツルハシブックス」を閉じる日です。
書店の体裁をとりながら、みんなが目指していたものは、“居場所づくり”でした。
学校に馴染めない子どもたちや、個性的な大人の方々や、たくさんの人たちが、ここを居場所のひとつとして集ってくださったようです。
書店は一区切りして、また新たな形で活動を続けていくようですが、
この場がなくなることは、さみしいものです。
慌ただしく帰省した主人は、
「五年間、本当にありがとう。」
と言ってくれました。
わたしは何もせず、ただ見守っていただけなのですが…
信じるように生きる姿は、時に悩むことがあっても、生き生きとして楽しそうでした。
生きることは楽しいよ、と、滅多に一緒に過ごせない息子に、背中が大きく語っていました。
主人はこれからも、信念のまま、生きていくことでしょう。
日々、“生きている”と感じられること、
それは、得難いことかもしれません。
ずっと、そんな人でいてほしいと思います。
だからこそ、わたしも、わたしらしく、息子も息子らしく、生きていけます。
五年間、お疲れさまでした。
サムライ(スタッフ)のみなさんも、本当にありがとうございました。
閉じる日、この最後の日も、素敵な一日でありますように。
さあ、わたしも、何か差し入れを持って行きましょう。