緑 島 小 夜 曲

春を愛する人は、心優しい人。

みちづれ(漢訳)

2010年06月21日 19時59分55秒 | 若い詩歌


水にただよう 浮草に
おなじさだめと 指をさす
言葉少なに 目をうるませて
俺を見つめて うなずくおまえ
きめた きめた
おまえと みちづれに

花の咲かない 浮草に
いつか実のなる ときをまつ
寒い夜ふけは お酒を買って
たまのおごりと はしゃぐ姿に
きめた きめた
おまえと みちづれに

根なし明日なし 浮草に
月のしずくの やどるころ
夢の中でも この手をもとめ
さぐりあてれば 小さな寝息
きめた きめた
おまえと みちづれに

萍水相逢一處
却似同命相慕
目潤婉首頷
回望寡歓依旧
縁数,縁数
応是一生同路

搖曳青萍花否
却待何日成熟
夜半寒意濃
難得筵歓沽酒
縁数,縁数
応是一生同路

一葉青萍歸處
却見月下滴露
甜夢索素手
睡中氣息依舊
縁数,縁数
応是一生同路

梅雨寒

2010年06月16日 10時44分38秒 | 俳句和歌
梅雨寒や卒業式の来るを俟つ
                
            

朝顔

2010年05月23日 17時10分49秒 | 俳句和歌

朝顔や仏の腕を借りる哉
          
           

小雁塔@古都

2010年04月21日 18時05分30秒 | 風景開眼
         

春眠

2010年03月24日 19時26分47秒 | 俳句和歌
春眠の虚しき夢の覚めし時

what is it?

2010年02月22日 14時03分58秒 | 心境写生
There is only so much of fortune a man really neads and the rest is just for showing off.


虎の年

2010年02月14日 10時05分45秒 | 歳時季語

春の雪

2010年02月10日 18時27分52秒 | 俳句和歌
    道連れに成れる女と縁有れば春の雪でも冷たくないぞ

養生の道

2010年02月09日 22時57分23秒 | 徒然一句
 生れつきの気虚体質(漢方用語)にストレスタマリのあげく、疲労倦怠感や食欲不振などをしている。最近は漢方保養に夢中する。特に食生活療法やツボ圧すなど便利な「養生之道」に。

実力7級

2010年02月03日 14時02分33秒 | 徒然一句
 
 ファミコン囲碁実力の検定:あなたの実力は7級です。
まだまだ初級のレベルです。これからも落ち着いて頑張ります。

折鶴蘭

2010年02月02日 11時18分59秒 | 心境写生
 家のベランダに折鶴蘭が一鉢盛んでいる。

 根元から長き花柄が伸ばし、開花後、ランナーとなり、新しい株を作るのである。中国語では「吊蘭」と読んでいるのはこの長き花柄が由来であろう。

 折鶴蘭が室内の有毒気体をよく吸収するので、名高き空気浄化植物でもある。

 家のそれが五年前、或る親戚の家から貰ったランナーの新しい株で成長してきたものである。今の様子からみれば、茂みの至りであろう。
 
 先日、春節の大掃除が終わってから、そのランナーから新しい株を一個摘んで、遊んでいる硝子のワインカップに石を底に敷き、水を少し入れて置いた。

 新しい根が出来るまで暫くこうだ。

虎の年

2010年02月01日 15時15分05秒 | 民風民俗
 

 
 街をぶらぶらすると、春節の新年雑貨がもう店のカウンターや帳場などに並んでいる。

 お菓子、ナット、ビスケット等…の食べ物は勿論、福のデザイン、カレンダー、春聯、中国紅の提灯、年賀絵等春節用の雑貨も沢山ある。
 
 虎の歳なので、虎の造形が雑貨のデザインに多く使われた。子供向けの玩具、人形、更にお菓子、ビスケットの形にも。

 「」と言う文字の構造から見ると、虎一匹の蹲る形が目に浮かぶように感じられる。下部のその「儿」が足の形を真似して、その長き左払いが宛ら虎の尾のようである。漢字の美しさはここにある。想像しないと、意識できなかろう。

 或る小さな店で甥に虎の枕を買っていた。吾が甥よ、元気一杯すくすく育つ。

呟き

2010年01月27日 19時19分43秒 | 時事雑感
俺は神様ではない。
俺は人間だ。
だから、神様のような超能力を持たない。
だからさあ、無理だ。


  根もなし、明日もなし、浮き草のような人生はいつかにおわるかな?僕は知りたい。

江南俳句(杭州篇)

2009年11月11日 19時28分12秒 | 俳句和歌
蓮の実を 買ひし街角 日影長

蓮の実を 一人で食うや 西湖畔

霊隠の 仏も聞くや 蝉時雨

江南俳句(南京篇)

2009年11月09日 01時24分49秒 | 時事雑感
曼珠沙華誰某のため咲くかもね

蹲る石獣の見るカンナ咲く

以上、明孝陵にて詠める二句。



南京の或飲食店にて晩御飯時の一句

冷酒をもう一杯の秦淮夜