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ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

チビ鉛筆で

2015年11月24日 | ばあやの本棚

仏間の戸をいれかえることになり、なじみの建具屋さんにきてもらった。

「コンチワ~ッ!」と威勢のいい声でガラリと玄関をあけた H山建具屋さん
大工道具をちょいと肩にのせた姿は、なんともいなせで恰好よくて、大好きだ。

 

手ぎわよく仕事に取り掛かる姿をみたらじ~んと
きてしまった。

耳もとにはさんであるチビた鉛筆を見て・・・


わたしが小学生のころ、父の声が仕事場からよく聞こえてきた。
「お~い 短くなった鉛筆はなかか?」

寸法計り、材料の段取り、切込みなどにこのチビた鉛筆を耳にはさんで
テキパキと仕事をしていた父の姿がかさなった。
子煩悩だった父は、指物大工さん
51才の若過ぎる旅立ち・・・

今日 11月24日は亡き父の祥月命日。

もし元気でいたなら 父は今102才・・・
そして11月26日は 亡き母も5回目の祥月命日を迎える。

せめて同じ月の命日で、あの世で夫婦寄り添って眠っていると思うことで
すこし安堵する。 

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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あ~~・・・ (キミコ)
2015-11-24 16:55:00
そうでしたねえ お父様のお仕事は以前伺っていましたから^^
何気ない事が肉親と繋がるのわかりますわ
今家を片付けていますから親の物を触っているときに
懐かしい姿を思い出しますね
最後まで家をお守りできない親不孝な娘でございます(ノω・、) ウゥ・・・
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キミコさんへ (杏子)
2015-11-24 20:49:14
父が使っていた大工道具の一部が今も残っていて
日曜大工には必ず使っています。

古い本箱の引き出し、師走の楽しいお正月前の餅つきで
出来上がった餅をいれるもろぶた(餅をいれる箱)も
現役で使っていますよ。

そっとさわってみると、父の大きな手の温もりも感じます。
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Unknown (koyuko)
2015-11-25 15:22:04
いなせな大工さんをみて、お父様を彷彿とさせられた!
本当に若すぎる旅立ちでしたね。

器用な杏子さんはきっとお父様似なのね。
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koyukoさんへ (杏子)
2015-11-25 16:12:06
この建具屋さんは「お正月がきたら71才ですたい!」と とても元気なおかたですよ。

父は  髪は カラスの濡れ羽色・・・
いつもおしゃれで、白髪は1本もありませんでした。

父の倍近くまで生きた母、97才で逝った母は白髪になっているし、父は我妻が来ても
わからなかったかも知れませんよねぇ。

そう、昨日ニュースで川崎敬三さんの死去をしりましたが、なんだかとてもよく似ていたような気がします。
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