印度ヒマラヤは崖っぷち

非人情的、破壊的、創造的。又崇高、峻嶮。

白馬想い出俳句館その2

2011-07-28 12:13:23 | 俳句
・見遥かす山麓の小道に夏光る     
・ゴンドラの背中合わせに夏の風    
・ぶらぶらと脚下げリフトキスゲ畑
・夏草に空中散歩脚触れし       
・リフト揺れ次々ふれゆく夏の草    
・夏リフト蝶もつれいく脚のした    
・ぶらぶらと脚下げ飛ぶや夏リフト   
・ゴンドラリフトの真下夏草足触れて  
・足揺らし触れる夏草赤い花      
・脚下げてぶらぶら揺らす夏の草    
・涼しげに頭を垂れて唐糸草      
■一度づつ下がる涼しさリフト揺れ   


・老鶯の声を聴きたし口笛す    
・老鶯のすぐ返事あり声のみで   
・口笛吹くまた老鶯に恋してる   
・老鶯の心が知りたし口笛吹く   
・老鶯が心を動かし返事して    
・老鶯が心を動かし声流す     
・老鶯は必ずすぐに還す木道に   
・聞きなれない歌にも返す老鶯は  

・夏の蝶どこからか来て円く飛ぶ   
・夏の蝶気の向くままに来て消ゆる  
▼夏蝶が古りたるリュックに羽畳む   
・氷河期のかけらひらひら夏の蝶   

▼夏蝶が先導カール上りゆく      
・夏山は残雪の上が登山道       
・雪渓に口笛流すリフト降り      
・雪渓遥か登山者が墨絵となる   
・夏の霧這ふがごとく山登る      
・夏の霧視界をふさぐ八方尾根     
・残雪が氷河の時を語り継ぐ      
・太古から受け継ぐ生命夏の蝶     
▼氷河期の大地が舞台夏の蝶      

・夏山に自分でみつけたチングルマ    
・チングルマ見いつけたわくわく夏の山  
・五弁は白花芯は黄で萌えチングルマ   
・氷河期がルーツのシャクナゲケルンの前 
・太古より営み続けるシャクナゲ咲く   
・白山シャクネゲ古代からここにいる   
・数万年の時の流れか大雪渓      
・チシマ桔梗モレーンに咲いて夏盛り  


・イケメンに道を譲りて夏の山    
・イケメンに道をあけたり夏登山   

・リフト降り見納めに雪渓振り返る  
・塔ごとにゴンドラ撓む夏の山    
▼塔ごとにゴンドラ沈む夏登山    

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