2016年10月からB型肝炎に対する予防接種が0歳児を対象に始まりました。
これでB型肝炎への感染は減少することが予想されていますが、B型肝炎ワクチン定期接種対象外の未接種者では水平感染のリスクは残っているため、全年齢において積極的なワクチン接種が推奨されています。
これまで食器やタオルを共有することでの家族内感染、フットボールや相撲などのコンタクトスポーツによる水平感染、2002年には保育園での25名が集団感染するなどがB型肝炎の感染が報告されています。
最近では2016年3月にB型肝炎を発症した父親から6歳の男児に水平感染しB型肝炎を発症した報告もありました。
B型肝炎ウイルスは血液だけではなく、唾液、汗などからも感染することが知られており、B型肝炎を予防するためはすべての年齢においてワクチン接種が推奨されます。
特にラグビーなどのコンタクトスポーツをするプレーヤー(お子さん~大人すべて)は積極的に予防接種を行いましょう