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千里の道も一歩から

成人の百日咳

2010年06月03日 | 医療情報

小児科外来では、風邪や胃腸炎に加えて、手足口病、ヘルパンギーナ、水痘、おたふくかぜなどが増えてきていいます。

また成人では、20歳以上の百日咳感染者が全体の5割を超えてここ10年で急増しているとの国立感染症研究所の調査報告

成人が百日咳に罹っても咳が長引く程度で重症化しにくく百日咳とは気づかず、6カ月未満のDPTワクチン未接種の乳児にうつす危険性があるため、成人の長引く咳は百日咳も疑って早めに医療機関を受診するよう勧告も出ています。

既に米国などでは、思春期から成人層への百日咳対策として、ワクチンの追加接種が実施されているようです

小児はほとんどがDPTを接種していることから百日咳には罹りにくいと思いますが、これからの感染動向が気になるところですヘリコプター素材

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