彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

150年前:長州藩、キェンシャン号砲撃(5月23日)

2013年05月23日 | 何の日?
文久3年(1863)5月23日、長州藩がフランス軍艦キェンシャン号を砲撃しました。

5月10日の攘夷決行に続き、長州藩は関門海峡を渡る外国船を砲撃したのです。5月10日の砲撃について列強諸国は幕府が攘夷を行う気がないことを確認していました。
このため、キェンシャン号は最初の砲撃では被害がなかったにも関わらず、砲撃の真意を探るためにボートを下して確認に向かわせたのです。
このボートが砲撃の対象となり水兵4人が死亡。書記官1名が怪我を負う事態となりました。

キェンシャン号は、軽い応戦をしながら関門海峡を脱出したのです。
長州藩士はこの勝利を喜んだのですが、200発近い砲弾を撃って、命中したのは7発という現実と向き合うことはなかったのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 150年前:猿ヶ辻の変(5月20日) | トップ | 150年前:土佐勤王党解散命令... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。