彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

草津宮前遺跡の八稜鏡

2011年12月18日 | 史跡
奈良からそのまま草津まで戻って、平安末期の遺構である宮前遺跡で発見された八稜鏡の説明を聞きました。

ただの鑑ならそれほど珍しい物ではないのですが、柱穴の中から出土したということで注目されています。
柱を抜いた後に、柱穴を埋める過程で敢て置かれた鏡なのだそうです。それは土地の浄化などの祭事的、宗教的な意味があるのか?これからの研究課題なのだそうです。

また、鏡が埋められたとほぼ同時期の木棺の埋葬跡も見つかっていて、副葬品には当時では珍しい中国からの器があったそうです。

この地域にいた権力者なのか?その人物の埋葬と八稜鏡が関係あるのか?

歴史のロマンがここにもありました。

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