彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

『「彦根屏風」を読み解く』講演聴講報告

2011年03月18日 | 講演
ひこね市民大学講座 歴史手習塾の セミナー6『屏風・絵図で識る彦根戦国・江戸史!』
3回目の講演として『「彦根屏風」を読み解く』と題されたお話がありました。
講師は彦根城博物館学芸員の高木文恵さん。


『彦根屏風』は、井伊家に伝わった江戸初期の京都の遊里を描いた風俗図として有名で、国宝にも指定されています。
その内容を細かく見て行くと、髪の描写や着物の柄などの細部にも精密に描かれた様子や、時代を反映したような顔は笑っていても目は笑っていない表情の表しかた、そして「琴棋書画」などの見立てなどが巧みに組み込まれているそうです。
現代人では分らない見立てもあるかもしれないとのことですから、まだまだ研究途中の謎を秘めた物なのですね。
コメント
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