個別塾には無い事ですが
大手一斉塾では「習熟度別クラス」として同じ学年の生徒さん達が
学力に応じてクラス分けされていますね。
入塾する時点でのテストもあり、学力が一定以下の生徒さんは
学ぶ機会すら与えられない。
合格実績を大きく宣伝はしていますがそもそも
一定レベル以上の生徒さんしか受け入れていないのですから
当然と言えば当然でしょう。
それぞれの塾にそれぞれの方針がありますから
意見するつもりはありません。ここでお考えいただきたいのは、
塾に通う目的 と 選んだ塾の方針 が 一致しているか?
と言う事です。
よく使わせていただく言葉ですが「学問に王道なし」です
“これが絶対”はないと常々感じています。
もちろん、効果的な学習法といった事は多々あると思いますが
絶対はないですよね?
塾を選ぶ際に最優先で考えなくてはいけない事は
塾のスタイル、方針とお子さんが合っているか?
その塾で目的が達成できるか?
という事だと思うのです。
私自身、息子を大手一斉塾に通わせていた時代がありました
クラス分けテストや順位ばかりが目につき、いつの間にか
通わせた目的がすりかわっていたように思います。
そうした反省を踏まえ今の私があります。
今同じ立場で悩んでいらっしゃる親御様がいらっしゃいましたら
ぜひもう一度、塾に通う目的を思い出していただき
目標達成の為によりベストな方法をお子さんと一緒に考えてみて欲しいと思います。
~ちょっと一言~
よく耳にする話ですが、一斉塾での最下位クラスは「出来が悪いお子さんの集まり」
と言う方がいらっしゃいます。
私はそうは思えません。確かに努力不足や集中力に問題があるのかもしれません。
自覚という面でもまだ甘いのかもしれません。
ただ、講師をなさっていらっしゃる方ならそれが全てお子さんのせいではない事は
わかっているはずです。
また卑下するのは叱咤激励の意味もあるのでしょう。
しかし、それが本当だとしても相手に伝わっていなくては意味がないんです。
「みなまで言わせるな」「悟れ」と考えるのはエゴだと思います。
良い塾(講師)は始めに信頼関係を作るでしょう。
生徒を理解し、自分を理解してもらう事が
生徒さんの目標達成に不可欠だと私は思います。