小・中学生をお持ちの親御さま
お子さんの進路をどのように考えていらっしゃるでしょうか?
出来る事なら、最終学歴となるのが大学なら・・・文系なのか、理系なのか?
という所も含めて検討して頂くとよいかと思います。
中学受験において、私立なら数学、公立一貫なら国語がカギを握っていると思うのです。
そして、高校受験では、推薦なら国語。一般入試なら数学・英語でしょうか
大学入試は選ぶ学科により様々ですが、最近は国語がどの学科でも含まれているようですね。
(大学入試についても毎年変更があるので、正確な事は言えませんが)
入試に使われる国語の文章問題は誰が見ても「難しい」と感じると思います。
地球環境や心理的要素、時代背景の違いなどから来るんですよね
子どもたちが普段気にしていない分野・・
普段の生活には使われない言葉・・・
推薦入試で作文や小論文を書く事になりますが、そのお題もやはり
子どもたちにとって馴染みのないテーマとなります。
そうしたテーマと向き合いながら、自分の考え、意見を含めて決められた文字数の中に
解答として決められた時間内に書く。
難しいですよね?
非日常的なテーマについてと言う所が難易度を上げていると思います。
その、非日常的なテーマと自分の生活のどの部分がリンクしているかを見つける。
そのテーマから、何を引き出して解答する事が正しいのか?
例えば
電車に乗っている時のマナー、公共の場所でのマナーについて書かれていたとして
しかし、筆者はその事を具体例として挙げているだけで、総体的には「思いやり」につて書かれていたとします。
この場合、電車のマナーについて考えてしまうと、質問に対する解答としては「思いやり」から離れてしまい
バツにはならなかったとしても、減点になってしまいますよね。
「木を見て森を見ず」という思考力です。
国語に限らず、記述式になった他教科の問題もこうした思考では解けません。
多くの生徒さんはこの分野が苦手ですが、文章理解力は基本として必要でしょう
ゆくゆくは理数系に進む場合でも、文章読解力、表現力は基本として必要なのです
英語学習においても、この読解力が無くては解けなくなってきます。
中学生までは単語力で乗り切る事も出来ますが、文法を理解していても
この読解力がなければ成績は下がっていくでしょう。
非日常的な文章に慣れ、自分の意見をリンクしてみる事
筆者の意見と自分の意見を対比して考えてみる事
このような学習をより多くこなす事
それが、求められる文章力を強化する方法だと思います。