東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

それぞれの入試の違い

2015-02-19 13:33:48 | 受験生さんへ

幼稚園受験から始まり

小学校受験

中学校受験

高校受験

そして大学受験と

成長過程に多くの分岐点が設けられていますね

時代と共に受験事情も変わっていくものですから

自分が学生だった頃のそれとは

意外に違う事も多いかもしれません

 

当教室で扱っている受験は

中学・高校・大学の受験ですので

この3つの違いとメリット・デメリットについて大まかですが書いてみようと思います

 

まず中学受験ですが

私立中学が一般だった頃から、今は公立中高一貫校の受験が選択肢に入るようになりました

東京以外でも公立中高一貫は毎年増えていて、この受験に関しては全国共通と言えます

しかし、私立受験は関東と関西で違いがあります

私立受験では内申はほとんど見られないのに対し、公立は内申が大きく響きます

今年の入試では適性検査がⅢまで導入された学校もあり

まだまだ変動が見られます

私立上位校を目指していた生徒さんの「滑り止め」的役割も担うようになり

補欠合格からの進学も見込まれるようになりました

中学生にとってまだ先の長い学生生活です

公立一貫校に進学してもらえれば経済的負担がだいぶ違いますから

今後も公立一貫校の人気はそれほど下がるとは思えませんね

 

次は高校受験です

東京の高校受験の一般的スタイルは

併願校を年内に決めて、翌年2月に私立高校を2校ほど受験し、2月末に都立高校を受験する

という流れになっています

今の時代、大学はともかく高校進学を考えないご家庭は皆無でしょう

多くの専門学校も高校卒業後からの受付となりました

ただ、ここでちょっと気になる各ご家庭の方向性なのですが

上位高校、難関高校を目指すという事はそれなりに進学実績を見て決める

つまり大学進学を見越しての事だと思います

ですが、「高校受験で手一杯で大学の事まではまだ考えられない」というお返事を頂く事が非常に多いです

「高校に行く」事が目的となってしまい肝心な「行ってどうする」がない

大学に進学するのか、専門学校でよいのか、はたまた就職するつもりなのか?

それによっても選ぶ高校は変わってきますので

これから高校受験を控えているご家庭の皆様にはそこの部分も視野に入れて選択する事をお勧めします

高校受験では都立高校は内申が加味されますが、私立高校は内申より出席日数や遅刻回数、中学での学校生活での取組み

などを中心に見られます

併願を決める場合は内申も見られ、ボーダーラインを超えていなければなりませんが

一般入試ではほとんど見られません

志望校の合否の目安となる模試の結果も期待したほどの信憑性はなく

やはり、当日全力を出せるかにかかってきます

内申=学力ではありません

地域によって差が激しく、推薦には有利ですが進学してから留年で辞めてしまうというケースもあります

数年後を現実的に考えられる生徒さんならよいですが、そうでない場合はやはり親御さんが

志望校選びをしてあげる必要がありますね

 

大学入試は非常に複雑になっています

今の小学6年生つまり今年の中1の皆さんの代からセンターがなくなりそれに変わる

学力調査が行われるそうですが

現在の大学入試はまだセンター利用です

それぞれの大学、それぞれの学部によって入試科目が異なり出題傾向も異なりますから

2年生になる時期には志望校を大枠でも決めて学習していく事をお勧めします

大学入試に内申はありませんし、AO入試から始まり推薦、センター、2次試験に加え前期・後期など

バリエーション豊富といった所です

高校入試と同じように考えていると「後手」をとり後悔しか残らないことにもなりかねません

また大学入試は一般的に5~10校受ける生徒さんが多いのも近年の特徴だと思います

10校以上受けられる方も珍しくないですね

大学入試はより早くからその体勢を整えて来た人の方が有利だという事になります

ただ、この入試は本人の意思がなければ成り立ちませんので

親御さんがやきもききする事になる場合もありますね

 

長くなりましたので、これらの入試のメリット・デメリットはまた次回にします

都立入試まであと5日!

全力で今を過ごしましょう!!

 

 



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