贔屓のひきたおし

歌舞伎や他の芝居を見て感じた感想を綴っていきます。
お話の中心はたぶん海老蔵さん。とても好きなので・・・。

松竹座1月公演の演目発表

2006-10-20 20:13:50 | 海老さまFile
来年1月の松竹座の演目とおもな配役が発表になりました。

海老蔵さんは、なんと
昼が【勧進帳】の富樫、夜は【毛抜】の粂寺弾正。

【勧進帳】の弁慶は、モチロン團十郎さんです。
2004年5月海老蔵襲名公演中に白血病で休演になって以来の、本公演での弁慶。
歌舞伎チャンネルで今月放送している『芸に生きる』では、
抗がん剤による治療の影響でだいぶ体の芯が弱っている・・・とおっしゃっていました。
なんとか一ヶ月間弁慶をするまでに
体力・気力が戻ってこられたのかとおもうと感無量です。
無理をなさらず、一ヶ月無事勤めおおせられるよう願うばかりです。

海老蔵さんの粂寺弾正は、初役。
ユーモアのある演技センスは抜群なのでそれは心配ありませんが、
はたして古風で大らかな味わいをどこまでだせるか。
腰元やお小姓に言い寄るとき、いやらしさを感じさせてしまって失敗です。

さて、これで11月演舞場の忠信、12月歌舞伎座の更科姫、
1月松竹座の粂寺弾正、2月博多座の高時、静・供盛の霊・・と、
海老蔵さんは4ヶ月連続での初役挑戦となります。 
どれも大役ばかり、しかも忠信以外はみな成田屋の家の芸。
海老蔵さんの強い意気込みが感じられます。

9月7日発売のEsseのインタビューでは、
「今は真剣に仕事のことを考えているほうがワクワクする」と語っていました。
海老蔵を襲名して2年半。
「團十郎になれる海老蔵になる」ために、挑戦に次ぐ挑戦が続きます。
応援していきましょう!




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