贔屓のひきたおし

歌舞伎や他の芝居を見て感じた感想を綴っていきます。
お話の中心はたぶん海老蔵さん。とても好きなので・・・。

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12月7日付 日経夕刊劇評

2006-12-08 22:32:11 | 海老さまFile
昨日、トラックバックのことに気を取られていたら、なんと日経夕刊に12月の
歌舞伎の劇評が載っていたのを見落としてました

タイトルは『海老蔵と菊之助、際立つ躍動感』。
評者は上村以和於さん。今月もまたべた褒めです。

記事全体の約3分の1が海老蔵さんの【紅葉狩】評。
少々長くなるので気が引けますが、海老蔵さんに関する部分を抜き出しておきます。

 このところ海老蔵と菊之助の活躍がめざましいが、今月の歌舞伎座も二人が主演する演目がひときわ活気がある。
 「紅葉狩」の海老蔵の更科姫が、実は戸隠山の鬼女であるという正体を現すところが実に面白い。普通の演者が新歌舞伎十八番という品格を守って鬼女の不気味を表現するところを、海老蔵は大胆にも姫の姿のまま大きく股を割って変心そのものを演じる。舞踊劇という枠を破ってドラマが躍動する。それでいて前シテの姫、後シテの鬼女と一貫して、本来この役は立ち役の俳優の役であるという原点に返ってみせる面白さがある。


【紅葉狩】の幕切れのカラー写真が添えられています。

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2 コメント

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海老蔵さんの女形 (青)
2006-12-09 00:12:05
日経の記事、ありがとうございます。(我が家は朝日なのです)
23日(観劇予定)がとても楽しみでございます。

先日のNHKニュースでの「紅葉狩」の映像を見ますと、
今まで拝見したことのある菊五郎丈や福助丈の更科姫とは全く違うのだと、わたくしも思いました。

「鏡獅子」や「藤娘」の時も感じたのですが、
それは、かなり九代目を意識しておられるのではないかということです。
もちろん「藤娘」は九代目とは係りはないでしょうが、藤の精とした六代目の設定を考えると、同じく変化物という共通項がありますでしょう?

無理に娘らしく、女性らしくとそこばかり追求するわけでなく、人ならぬ、常ならぬ性(しょう)の部分をきちんと演じてみせる。
先月の「四の切」も同様なのではないでしょうか。

あの大きな目を半眼にすると端正な観音菩薩、見開くと荒々しき不動明王。
これが、わたくしが常々思っている十一代目海老蔵のイメージでございます。

これからも、その変幻自在な姿をわたくしたちに見せていただきたい思うのでございます。
なるほど・・・ (hikitaoshi)
2006-12-09 23:23:56
青さま

コメントありがとうございます。
とても興味深い視点からのコメントで勉強になります。
九代目の業績は知識としてはなんとなく知っていますが、どういう芸質の方だったのかは気にしたことがありませんでした。今度少しずつ勉強してみます。


>あの大きな目を半眼にすると端正な観音菩薩、見開くと荒々しき不動明王。

あ~、上手いことをおっしゃいますね。本当にその通りですね。伏し目勝ちにしているときの優しい静かな表情と、見開いたときの凄まじいまでの気迫。あれほど表情に落差のある役者さんはそういないですよね。

23日の観劇、どうぞ楽しんでいらして下さいね。
よければまた感想をお待ちしています。

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