ヒカルの瞳

小さな命からのSOS
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帰り道

2006年09月30日 | Weblog
風の匂いって、いろんなものを運んでくるね~~

そんなヒカルの声が 聞こえてくるようです。

ワクチンをまだ打てないので、ワンコの多いところへはいけませんが
病院の帰り道、港に寄ってみました。

ちょっとだけ。
お散歩気分のヒカルです。

お外においても、見えないので走ったりはしませんが、
真っ黒のお鼻で、くんくんくんくん・・風が運んでくれるお話を聞いています。

カラーを透明にしてみました。
ヒカル預りままは、時間と労力しか提供できません。
でも、ヒカルの抜糸がすんで、お目目が開いたら、周りがたくさん♪
見えますように♪。お空の青が見えますように♪
プレゼントは、透明のカラーにしました。
すこしは、ヒカルちゃん美人にみえますか?

セカンドオピニオン

2006年09月30日 | Weblog
ヒカルを現在預かっている我が家ですが、とても動物医療の充実した地区ではありません。(電車も通ってません)
そのため、今日はヒカルと片道2時間かけて、動物病院へ行ってきました。

血液検査をしていただきました。
心配していた貧血は、だいぶ改善されていました。
今の高栄養食で、根気よく食事を続けていけば良いそうです。

そして、体重が50g 増えました。
  「1.85kg」
ちっちゃなヒカルにとっては、とてもとても大きな50gです。

検査の結果。悲しいことが判明しました。
おそらく栄養状況が悪く、貧血が続いたせいなのでしょう。
「肝臓」の数値がとても異常な数値を示していました。
GPT 犬正常数値 10~30
 ヒカル    233

肝機能が低下すると、長時間の麻酔もかけられなくなります。
経過がよければ、診察をしていただき10日後に受診することになりました。
10日後のお目目の抜糸(軽く麻酔をかけてします)に備え「強肝剤」を処方して
いただきました。
注)ヒカルは、目薬をつけるだけでも痛がり暴れるため、抜糸時に眼球を傷つけないために、軽い麻酔が必要です。

そして、お目目。
視力を失ってしまったと言われている左目からは、目やにがでるようになりました。点眼が続けて一日4回していますが、炎症を起こしているようです。
一番怖いのは、眼球が腐ってしまうこと。
できる限り、「眼球摘出」だけは避けたい。
そのための、消炎抗生剤も処方されました。

本日の治療
・血液検査
・消炎剤
・強肝剤
・レボリューション6%(ノミダニ、フィラリア、駆虫剤)

そして、預りままの私とHONOMAMAの出した結論です。
遠いけれど、この先生にお任せして相談していこう・・・になりました。
動物病院へのお支払いは、ひと月まとめになりました。
ちなみに、本日診療分は11,000円です。


「キラキラヒカル」そんな未来に向かってヒカルは、がんばっています。

  ヒカルへの支援

東京都M様よりゲージを送ってくださるとのお申し出をいただきました。
これで、ゲージは足りました。
ありがとうございます。

不足しているもの
・ペットシーツ ・粉ミルク ・小型犬用洋服 ・a/d缶 ・キャリーバック

医療費 現在の診療費、これからのワクチン代、目抜糸代、点眼代、投薬代・・・
交通費 ヒカル通院には 有料道路とガソリンで1回3,000円の経費

カラーをはずしてみました。ヒカルとても、ちっちゃくみえました。

はじめてのお布団?!

2006年09月30日 | Weblog
最近は、肌をかすめる風も夜になると冷たく感じてきました。

やせ細った「ヒカル」が、クルッと丸まってゲージで寝ている姿を見ていたら、
むしょうに、いとしくなりました。

ソーッと抱き抱え、腕枕してみました。
ヒカルの体温が、とても心地よく感じられました。
ヒカルはすぐに眠りに落ちました。
私も眠りに落ちました。

明け方、目を覚ますとヒカルがいない。
息子(小学生)のふとんをそっと持ち上げると、ヒカルがすやすや。
ヒカルは、HONOちゃん(小学生)とHONOMAMAに保護されたせいでしょうか・・・
子供がとても好きなんです。

こんなにヒカルを愛しいと思っているのに、ヒカルは息子を好き。
かなわぬ片思いな気持ちです。
             
 「はじめてこのブログを見てくださった方へ」
ヒカルは9/14さまよっているところを保護されました。
現在は、衰弱した身体を癒しながら、新しい家族が現れてくれるのを待っています。詳しくは過去ログより順に、お読みください。

HONOMAMAからのメッセージ

2006年09月29日 | Weblog
HONOMAMAは、いちばん最初にヒカルを見つけました。
そしてその手で、抱き上げてくれました。
いちばん辛かったのはヒカル・・・
同じくらい辛かったのはHONOMAMA・・・

そんなHONOMAMAからのメッセージです。

先々週の木曜日、家に帰る途中であった。
お友達のチーコが「HONOMAMA、犬!!犬!!」と声を上げて叫んだ。
見ると道路の真ん中にちょこんと座った1匹のシーズー犬がプルプルふるえている。
とっても小さくて毛がふさふさしていて顔も見えないくらいだった。

子供たちは、
「ママかわいそう!!捨てられたんだよこの犬・・・。おうちに持って帰う!!」
家までの距離は、約50M程度。歩かせるのもおぼつかない・・・。
「毛が顔に掛かってみえにくいのかな?」
そんなことを、いいながら子供たちは抱きかかえ家まで運んできた。
その身体には、毛玉が体中にいっぱいあって、またの周りはう○ちが巻き込まれている。
う○ちなのか、きん○まなのかわからなくて、「ママこの犬はメス?オス?」ときかれてもわからなかった。
このままじゃ、かわいそう・・・。ほーもあーも私も思った。

「あーちゃん、ゴム手袋とはさみ持ってきて!!」
外はくら~くなってきた。昼間はむしむし暑くても夕方になると肌寒く感じる今日この頃・・。

それでも、蚊がブンブンとんでる中を虫ペールを振りまきながら、う○ちが撒きついてるところをはさみでチョキチョキ切り出した。
でも、全部はとりきれない。ほーが持ってきたミルクも飲もうとしない・・・。
プルプル震えは止まらない・・・。どうしよう・・・。

「よし!動物病院に連れて行こう!!」
そう思って、隣町の動物病院に電話してみると、「いいですよ。つれてきてみてください。」といわれた。
そして、私とあーとほー、小さな段ボール箱に入れられたわんちゃんは動物病院に向かった。

そこには、2人のお医者さんがいて優しいそうな女の先生が見てくれた。
一番最初に、体重を量った。1.7kgだった。
口の中を見ると、だいぶ貧血をしていることがわかった。推定年齢はいってても2歳。
診察室に入って体中をくまなく観察・・・。
すると、先生が「わーっ」と、声を上げた。

「うじがわいてる~!!!」

そう、あの股の間に巻き込まれたう○ちからうじが大量に湧き出ていたんです。
子供たちと私はびっくり仰天・・・。
そのあとも、目も見えていないことがわかって、これはただの迷い犬じゃないな・・・。という、不安がよぎった。

先生に、この犬を拾ったいきさつを話し、じゃ~これからどうしようかってことになった。

私は、保健所に渡したくなかった。保健所に行けば殺されちゃうって思ったから。
なんとか、生かしてあげたかった。
病院のほうで2週間ボランティアで預ってくれるってことだった。
その間の、検査や治療などはどうするか・・・。
私はたぁくんに内緒でへそくりを3万円病院に預けた。

これで、できる限りのことをお願いします。って・・・。
そして、また明日も来ますといって、病院を後にした。

家に帰って、しばらくするとたぁくんが仕事から帰ってきた。
犬を拾ったこと、今動物病院に預けてきたことをはなして、核心・・・。

「うちでは、かえないよねぇ~?」

そしてたぁくんは答えた。

「飼えない。」

・・・はぁ。

たぁくんは、ここら辺では有名な某観光温泉ホテルで、洋食のシェフをしている。

どんなに気をつけても、もし万が一、犬の毛をつけて仕事に行って、お客様の食べ物に入ったりしたら、お客様にもホテルにも迷惑が掛かる。
犬を嫌いなわけじゃない。でも、オレには他に守らなければならない責任があるから・・・。

こういわれてしまうと、もう、何もいえない・・・。

こまったなぁ~。
このままにはできないよなぁ~・・・。

子供たちと、相談して学校や会社で引き取ってくれる人を探そう!!
ってことになった。

次の日、私は会社でいろんな人に声をかけた。でも、「へぇ~そうなんだ~。かわいそうにねぇ~」とか、「うち、むり!!」っていう返事だった。
学校から帰ってきた子供たちも、浮かない顔。

でも、ほーが、
「最近転校してきた男の子がお母さんに聞いてみるっていってたよ!」
といってきた。ちょっとだけ、希望の光が見えた。
そのうちに、その男の子から電話が掛かってきて、話をしていると、お母さんに代わってくれて色々な話をきいた。
コッチに来る前に住んでいた所で、動物愛護団体に入っていたこと、犬を拾ったらどのような手続きが必要なのかっていうこと。

その、アドバイスをもらって次の日、警察にわんちゃんを拾ったという届出をした。
おまわりさんの話では、6ヶ月と2週間は落とし主が見つかるまで保護してください。とのことだった。
今は、動物病院にいるけど、その後どうしたらいいんだろう・・・。
重い足取りで、病院にいくと、すっかり様変わりしたわんちゃんが出てきた。
「毛を刈ったらこんなに細くなっちゃったの。体重は1.5キログラム。毛だけで200グラムあったよ。」っていわれた。
そして、お尻の周りのうじは全部取れたということ。
貧血がひどく栄養状態も悪い。
ヘルニアもある。
他の検査もしたけど、フィラリアはいなかった。
でも、一番厄介なことは、左目は完全に見えていない。ってこと。
そして、右目も、もしかしたら見えなくなってしまうかも・・・。
ということだった。
こんなに小さな身体で、目も見えなくて、
   いったい何日間さまよっていたんだろう・・・。

「毛玉にかなり砂が混じりこんでいたから、海にすててったんじゃないでしょうか?」と先生が言った。

そして、先生は、「きっとこの犬は、シーズー犬のブリーダーが近親交配させて生まれてきて、売り物にならないってわかったから、捨てたんじゃないかな」っていった。

私は、そのことを聞いた夜、眠れなかった。

 高校生の頃、父が小さなシーズー犬を買ってきてくれた。
男の子でチャッピーという名前をつけた。
ころころしてて、本当にかわいかった。
私が、結婚して、ほーが生まれるまで実家で過ごした。
晩年は、腎臓を患ってなくなってしまったけど、チャッピーとは、毎晩一緒に寝ていた。
本当に大好きだった。

今保護しているこのわんちゃんも、同じシーズー犬で、優しい飼い主さんに温かい愛情いっぱいもらって、生きていけるはず・・・だったのに。

人間の身勝手な行動で、このように生まれてきて、捨てられて、何日もさまよって、細々ながら生きている。
本当だったら、あたしがこの子を引き取りたい!!どれだけ思っただろう・・・。

毎日毎日眠れない日が続いた・・・。

そしてあっというまの2週間。
明日は、わんちゃんを引き取りに行かなければ・・・。

そして、最後の頼みの綱として以前にアドバイスをもらったほーの同級生のおかあさんに相談しに行った。
そしたら、一緒に病院に行ってくれるというので、早速出かけた。

見た瞬間、「うちにこよう!」って言ってくれた。
私はうれしくて、涙が溢れてきそうになった。

今、わんちゃんは、動物愛護団体の活動しているほーの友達のおうちで保護されている。
新しい飼い主さんがみつかるまで・・・。

今は、両目を縫われちゃってまったく何も見えないけど、栄養状態が回復してきて、自分で病気を治す力がついてくれば、まだ、失明していない目のほうも視力は戻ってくるかもしれないとのことだった。今は真っ暗で何も見えないけど、このわんちゃんに必ず温かい光がさすようにと願いをこめて、「ヒカル」となずけた。

どうか、ヒカルがしあわせになりますように・・・。
                HONOMAMA

☆保護される前日もHONOMAMAによって、ヒカルは目撃されています。
こうして、おうちにつれて帰るまでに、HONOMAMAには長い一夜がありました。


食欲不振?

2006年09月29日 | Weblog
ヒカルは必ず 一口だけご飯を残してしまいます。

量が多かったのかしら?
それとも 元気がないのかしら?

心配が募ります。

そして、食事風景を観察。
原因判明・・・カラーが邪魔でお皿の下にお顔が届かない

ほっとひと安心

そんなヒカル。
とても利口です。

ペットシーツにしか、おしっことウンチをしません。
なんと、出ると「ワン!」
普段はいっさいほえないのに、きちんと教えてくれます。

こんなに 手のかからない性格なのになぜ?
健気なヒカルを見ていると、捨てられたときのヒカルを思い出しては
捨てた人間に怒りが募ります。

少しは我が家で安心してくれたかな。
食後のヒカル・・・眠くなっちゃいました

ヒカルのシッポ

2006年09月29日 | Weblog
きれいにトリミングしてもらった、ヒカルのシッポはとても細いんです。
美容師さんの優しい想いでしょうか?
シッポの先の毛だけが少し残されたカットになっています。

ヒカル!ひーちゃんと呼ぶと
   そのシッポはゆっくり揺れます。

おりこうさんにお留守番できたねと頭をなでると
   そのシッポはとてもとても揺れます。

ヒカルをだっこすると
   そのシッポは安心してとまります。

シッポは、ヒカルの心。

ずっとずっと おだやかに揺れ続けますように・・

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想いが幸せを届ける日まで

2006年09月28日 | Weblog
知り合いの獣医師に、セカンドオピニオンとしてヒカルのことを相談に
行って見ました。
大学病院の動物医療を経験し、動物愛護に積極的に参加している獣医師さんです。
もちろん臨床経験も豊富。

明後日、ドライブしながら、一度ヒカルとたずねることにしました。
ヒカルの目に可能性が少しでも残されているのなら、すがれるものにはすがりたい
ただただ、そんな想いです。

嗅覚の長けている犬は、比較的老化などで視力が落ちても生活に困難はないと
言われていますが・・・・
まだまだ、若いヒカルは、お外の風の匂いを嗅ぐのが好き。
怖いけれどいろいろなものに興味もある。

元気になったら、新しい家族と思い切り遊べるように!
私たち人間に、身体を持って、人間の残酷さや愚かさを教えてくれたヒカルが
今度は、自分の幸せをつかめるように。

獣医師に帰りがけに手渡された袋には、栄養価の高いパピーフードが入っていました。
こうして、ヒカルにかかわってくれる人がひとりずつひとりづつ、増えていくことが、ヒカルの幸せにつながります。

昨夜のUPにもかかわらず、mailで支援を申し出てくださっている皆様ありがとうございます。遅くなりましたが後ほどお返事書かせていただきますね。

現在までのヒカルに係った費用

医療費 瞳縫合手術、フロントライン、血液検査、処方薬、目薬、トリミング、フィラリア検査 HONOMAMA負担分  ▲30,000円

(入院費は病院が負担してくださいました)
西伊豆町仁科 さくら動物病院の先生方ありがとうございました。

消耗品 ペットシーツ      ▲800円
(一日に5枚使用しています。10日分)


現在不足している支援品

ペット用ゲージ2個 ・今は預かりの私のワンコのを間借り中。
1個は室内の寝室用(ゲージのほうがよく眠ります)
1個はお外の日向ぼっこ用(散歩に行きたがりますが、見えないので動けません。それでも風の匂いを飽きずに嗅いでは、一歩また一歩あるいています)

ペットシーツ
ペット用粉ミルク(高カロリーのもの)
a/d缶詰
あれば、小型犬用のお洋服(体温調整がうまくできません)2.3枚
ゲージ設置用水のみ(エリザベスカラーをしているためお皿からうまくお水がのめません)1個
ペットキャリー 通院用(小型犬用)1個(通院時車に安全に乗せるため必要です。今はだれかが同行していますが、毎回そうとはいかないのが現実です。目が見えないため、車のシートから落ちてしまいます)

いただきもの

カノンペットクリニックさま  パピー用フードたくさん♪&愛情
さくら動物病院さま      かわいいピンクのリード♪&愛情

これから係る医療費

目薬・フロントライン・駆虫・眼球抜糸(必要とあらば手術)・そけいヘルニア臍ヘルニア手術または治療・避妊手術・混合ワクチン2回・狂犬病ワクチン・フィラリア投薬・血液検査(貧血の経過)




捨て犬の権利と立場

2006年09月28日 | Weblog
ヒカルのような犬を拾った場合。

まず、近隣の動物保護センターに迷子の届出がないか問い合わせます。
必要とあらば、保護センターがその犬を迎えに来てくれます。
保護センターに保護された犬は、都道府県により違いますが、約2週間の公示期間の間に飼い主が現れないと、殺処分されてしまいます。

そして、警察や役場などにも届け出てみて、飼い主がなんらかの事情があって
迷子にしてしまったりして探していないかなど、できる限りの努力を保護するほう側もしていくのが流れです。

しかし、ここで2つの解釈が生まれます。

  「矛盾」

保護センターでは、2週間の公示後は殺処分でしたよね。
警察では「拾得物」として扱われます。6か月と14日。
持ち主が現れなければ、拾った人のもの・・・

しかし、犬や猫の場合、ものと違って警察は保護する施設をもっていません。
そのため、保護センターにまわされ、2週間で殺処分されてしまうのです。

解釈は2つ。いつ所有権は発生するの?

ヒカルは、かわいそうな子かもしれないけれどHONOMAMAとの出逢いが
この子の運命を変えました。

飼い主が現れるまで預かります。
その一言で 今こうして生きています。
ちょうど今日で2週間がたちました。
保護センターに送られていたのなら・・・・

所有権とは、畜犬登録をきちんとしてあるワンコにあてはまります。

ヒカル。
良かったね・・・だって、ヒカルはだれのものでもない。
これからスタートラインに立つのだから。

一緒に、幸せを探していこう・・
生きる権利を見せていこうね!

複雑な今

2006年09月28日 | Weblog
ヒート。
栄養が安定したおかげでしょうか?
それとも、環境がかわったせいでしょうか?

小さなヒカルに、ヒートがきました。

とても複雑な気持ちです。

シーズーは、とても『乳腺腫瘍』が多い犬種です。
初めてのヒートを迎える前に、避妊手術をすればその発生率は0%になることが
現代医学では、はっきりと証明されています。
そして、発症率は、ヒートを迎える事に、高くなることも判明しています。
ひと昔前のように、一度子犬を生ませれば、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍になりにくいと言われていましたが、全く根拠がないことでした。

ヒカルは、どんな事情かさ迷っていました。
その姿からは、以前、人間に可愛がられていたとは、考えられませんでした。
「小さな身体で何日も、酷暑を外では乗り切れない、長くても1週間でしょう」
保護されたばかりのヒカルを初めて、診てくれた獣医師の言葉でした。

それならば、伸びきった爪・・・・
      毛玉だらけので排泄物さえ絡みつく長毛・・・
      角膜が破裂してしまうほどの栄養失調・・・
   
   それでも 人間にすがりつき尾をふってくれるヒカル

捨てられた。
放棄された。
劣悪な環境で飼育されていた。

そう考えるのが自然だと、となりで眠るヒカルをみていて、感じます。

小さな身体

2006年09月28日 | Weblog
時折、道端でパパやママに連れられて歩く可愛いシーズーちゃんたち。
そんなシーズーとは、ヒカルはちょっと違います。

背骨が浮き上がり、そっと触らなくては怖いくらいに小さいのです。
300g体重が、この2週間で増えました。

それでも1.8キロです。

そんなヒカルですが、ご飯はちゃんと食べてくれます。
(あごの骨がずれているので柔らかくしてからあげています)
高栄養のa/dと言う缶詰をまぜまぜして、朝晩食べています。

病院でトリミングしてくださったため、うんちもきちんと出ています。

この、ごつごつした背中の手触りが『ヒカル』からの声無き悲鳴と受け止めています。

「生きていたい」
そんなエネルギーを秘めた小さな身体で、懸命に今を刻んでいます。