壁屋の十勝情報

出来るだけ十勝(帯広)情報を提供しようと思っています。北海道のなかでも北海道らしい十勝地方を知って!!

下げ振り

2007-02-26 20:57:52 | 住宅知識・仕事
 ぜ~~~ん然。。。十勝の情報を提供してないので、、、、『壁屋の十勝情報』を止めまして、『壁屋の道具情報』にしようかな・・・・


 冗談ですけど・・・


 と。。言うことで、今回も、『道具ネタ』




  『下げ振り』です。
 昔は、『糸』と、『おもり』だけでしたが、最近の『下げ振り』は、木などに取り付けれるようなピンが付いていたり、私メの持っているのは、鉄に付くように磁石が付いていたりします。

 『下げ振り』と言う道具は、壁、柱、出隅などの『建ち』(たち)を見る(測る)道具なのですけど・・・・・分かる??

 『建ち』と言うのは、、、、、
 >北海道の代表的な魚、『タラ』の雄の精巣の部分で、一般には白子と呼ばれるもの・・・・・・

 ・・・違う!!


 では、真面目に・・・・
 『建ち』と言うのは、、、、、
 >建築的には、『垂直性』のことを、『建ち』と言います。
  ですから、『建ちが悪い』と言うと、垂直性が悪く、壁だったら、どちらかに傾いていることとなります。

 分かる??


 例えば、ドアを例にします。

 『最近、ドアの調子が良くないのよね~~~』と思った奥さん。『下げ振り』の出番です。




 ドア廻りに『下げ振り』をセットし、おもりを下げます。
 おもりを付けた糸は、当然、垂直になりますので、このおもりの先、糸の所を測れば、そのドア廻りの『建ち』が分かります。。。


 まずは、、上から・・・・・


 ん~~と、、、30㎜ですね。


 では、下の方を測ってみましょう。


 え~~と、、、24㎜ですか・・・・・・6㎜も違うじゃん!


 てな具合に使うものです。


 『下げ振り』と言う道具は、別名、『ばか(馬鹿)』とか『しょうじき(正直)』とも呼んでいました。
 ただ下げるだけで、馬鹿正直に・・・・・余談でしたね



 最近、『下げ振り』は使わなくなりました。
 なにしろ、私メには、【ひかる君】という、相棒がいます。



 【ひかる君】の、レーザー光で、『建ち』はすぐに分かります。

 ただ、便利な【ひかる君】ですけど、弱点もあります。

 出隅で、R面(曲面)だったり、矩(かね)でないところの地墨だし・・・・ちょっと、専門的ですね



  写真のように、角が丸い場合で、下にポイントが欲しいときなどでは、この『下げ振り』の方が簡単に出来るのです。

 その為、機械が発達した現在でも、『バカ』は、活躍中なのですよ~