あの小室直樹が幸福の科学で、中国と習近平の未来を大予言
『小室直樹の大予言』 2012年9月28日収録
学者にとって最も難しいのは未来予測だと言われる。
近時の日本の学者で、その難事をやってのけ、世界史の未来をピタリと言い当てた人として、
小室直樹氏(1932~2010年)の右に出る者はないだろう。
小室氏は1980年、著書『ソビエト帝国の崩壊』を在野の学者として世に問うた。
それから11年後の1991年、ゴルバチョフが大統領を辞任してソ連がバラバラに解体されると、
同氏の予言的中は非常に評判になった。その先見性は、京都大学理学部数学科卒、
大阪大学大学院経済学研究科中退、東大大学院法学政治学研究科修了(法学博士)、
マサチューセッツ工科大、ミシガン大、ハーバード大留学によって養われた、比類ない学識と洞察力に裏づけられたものだった。
幸福の科学の大川隆法総裁は9月28日、2年前に世を去ったこの異才の霊を招き、
日本、中国、アメリカなどの未来について予言を語らしめた。霊言に先立ち大川総裁は、今回のねらいをこう述べた。
小室氏は生前、景山民夫氏との親交を通して幸福の科学と縁があり、私の本もほとんど読んでいたと思われる。
私も小室氏の本はだいたい読んでいる。
氏は韓国や、政治、経済、戦争論、宗教にもかなり詳しい。
非常に変わった、天才肌の方である。
今のような情勢を見たら、何らか予言的な意見や、こうすべきだというようなことを言われるのでは。
私も、私個人の意見だけでなく、できるだけいろいろな識者の霊言や守護霊の言葉等もお伝えしながら、
客観的に「日本の取るべき位置は何か」を探究しているつもりである。単なる独断だけでは言っていない。
天上界から2年ぶりに"復活"した小室氏の霊は、生前の著書を思わせるクリアーな論理と口ぶりで再び予言した。
「中華帝国の崩壊が始まろうとしている。習近平は"中国最後の皇帝"になる」と――。
97分に及んだ多岐にわたる予言から、要約抜粋でお届けする。
(全編を収めた書籍『小室直樹の大予言』は10月16日から全国書店で発売)
中国問題を過去でなく「未来の問題」と捉えているのは幸福の科学だけ
大川総裁――小室直樹先生の霊、流れ入る流れ入る流れ入る流れ入る流れ入る……。
(約15秒間の沈黙)
小室直樹霊(以下、小室)――ああ、霊になっちゃったか……。(感慨深げに)私の霊言ですかあ……。
――本日は「大予言」ということで、将来の見通しとアドバイスをいただければと思います。
特に、中国が10年を待たずして日本や台湾、その他アジアの国をのみ込もうという勢いを見せています。
今後、習近平氏が国家主席に就任して、どれぐらいのペースで呑み込んでいくのかを、
どう予測されているのか、まず、お伺いできれば。
小室――大川隆法先生は、習近平を「帝国主義的侵略者」と、
だいたい断定して、「今後10年の危機がある」ことを予言しているわけだよね。
ここまで大胆に言っている人は今、日本ではいないんじゃないか。
大新聞からテレビ局から、その他、言論人も含めて。
みんな、中国問題っていうのは、ほとんど「過去の問題」なんだよね。
戦争中や戦前の過去の問題として中国研究はなされているんだけど、未来の問題としての中国研究は、
やってる人がほとんどいないし、大胆に予測する人も現状いない。
ここで大胆に、「習近平が、次の恐るべき世界皇帝を狙う男であって、これに対する対策を練らなきゃいけない」と、
はっきりと名指しで批判しているのは大川隆法さんだし、幸福実現党だし、幸福の科学だよな。
習近平の下で「大中華帝国」の分裂が始まる
小室――ソビエトの崩壊を見て、中国は方針を変えたわけよね。
トウ小平路線を入れて、「少なくとも経済のほうは西洋化しないと負ける」と。
それで実際に経済発展をして成功を収めたということで、中国共産党に対する民衆の信頼をつなぎ止めて現在まで来たわけだけど。
「日本とのGDPが逆転した」とか言って、大成功して豊かな人もいっぱい出たぞと。
だけど、農村部門、北や西の奥のほうでは、貧しいままのところがいっぱいあったり、自治区なんかにも、
まだ問題がいっぱいあるわけね。政治というのは情報統制から始まるわけだけど、
情報統制が今、電子機器類の発達によって、極めて難しくなってきた。
新聞とか雑誌とか本とかだったら弾圧を加えて押さえられるんだけど、
インターネット系で短い時間だけは少なくとも情報が流せるようになったために、隠せなくなってきたし、
海外の電波もいろんなルートでキャッチできるようになってきたので。
政府は、まだ情報公開をやる気はないんだけど、市民がだんだん知ってきた。
反日は許されてるから反日デモをやってるけれど、「これが国を倒す運動に、いつ変わるか分からない。
もし宗教と結びついたら、すごいことが起きるというか、
清国の滅亡と同じようなことが起きるんじゃないか」という怖さは、(中国共産党は)感じてるわね。
政経分離して、共産党の成功と見え、日本を抜いたと見えた段階で、
実は「中華帝国の崩壊が始まろうとしている」と私は見るね。経済が拡張したと同時に矛盾が膨らんでいるので、爆発寸前です。
今、竹島や尖閣諸島問題で、日本が一方的に責められているように見えるけど、
韓国も中国も内政問題、内部の矛盾がそうとう出てきているわけで。日本に向いている矛先は、
逆にブーメランのように返ってくるんじゃないかなと思いますね。習近平は世界皇帝を目指すなかで、
軍事をさらに拡張しようと踏み込んだ段階で内乱が起きて、大中華帝国の分裂が始まるというのが私の予想です。
2015年には中国の三つの軍部の間で内戦が起きる
――それは、この10年間でジワジワと起きてくるというかたちになりますか?
小室――そうですね……10年もかからないような気がしますね。
最終結末まで行くのは何年かかるかは、ちょっと分かりませんけれど、
今、反日デモで一生懸命やってる連中が、国を倒す打倒共産党デモに変わるまでの時間は……
3年ぐらいと思うので、2015年ぐらいには中国内部での大分裂の動きが表面化してきて、
そのあと軍の掌握をかけての戦いが起きると思います。基本的には、大中華帝国の世界制覇の前に、
内部分裂で国が割れる。南北戦争みたいな感じになってくる可能性が高いんではないかと思う。
軍部も一元支配はできなくて、南部のほうの軍部と、北京政府が押さえている軍部と、
北朝鮮を監視している瀋陽軍区の軍部。この少なくとも三つぐらいの軍部が鼎立した状況で、
内戦が起きる可能性が高いと思います。軍部のなかでも、二・二六、五・一五事件みたいなのが起きてくると思いますね。
習近平の基礎勢力が、豊かな南のほうに強いので、それに対する恨みが、そうとうあるだろうと思います。
その内紛に、自治区のほうでいじめられている人たちの反乱とかが加わってくると、
昔の中国からよくあるような群雄割拠の局面が出てくる可能性は、極めて高いと思いますね。
習近平は世界皇帝を目指してるけど、欲が深すぎるために"中国最後の皇帝"にたぶんなると思うな。
これに対して、日本の左翼系の学者・文化人、朝日、毎日、東京新聞系列の左翼系メディア等は、
宥和的な政策を言うと思う。宥和的なことをしようとする政治家や文化人、言論人を持ち上げて、
「戦いを言うようなところは、なるべく黙らそう」としてくると思うので。宥和的な政策を採っているうちに、
いろんなところが習近平に"レイプされる"状況になると思う。でも、(中国の)なかでも火の手は上がってきて、
戦争をやるだけでは、それが収まらないという状況が、きっと起きてくると思いますね。
復活を遂げたアメリカ経済が、とどめを刺す
小室――最終的には、やはりアメリカの復興でしょうね。
アメリカ経済の復興を成し遂げる人が出てきたら逆襲をかけて、とどめを刺すと思います。
――今のところ、オバマ大統領の再選の可能性が少し高いと思いますし、アメリカのリーダーの問題が大きいと思うんですが。
小室――アメリカはもう一回、間違う可能性が高いと私は思うんですよ。オバマさんは、
反戦平和を唱えることで宗教の代用をしているところがあるので、これを支持する勢力が、
けっこう強いんですよね。
ロムニーさんみたいなモルモン教徒を応援するのは、全米の意思としては非常に厳しいところがあるので、
オバマ再選の可能性がある。そうするとアメリカはあと4年間、衰退するんですね。習近平が国内を黙らせつつ、
日本やアジアの諸国に侵略に乗り出してくるのは、この4年だと思うんですが。
この4年間で、共和党が強い候補を捕まえることができれば、それを背景にして、
「アメリカの正義の復活」を共和党がたぶん言ってくると思う。そのときに最終的に解決になるし、
日本は、そのときには今の民主党政権のようなものは、もう終わっていると思います。
――アメリカは2016年ぐらいから、社会保障で、借金が一方的に増えていくだけという試算があります。
小室――だから、社会保障を打ち切るはずです。無理です。
怠けて遊んで暮らす"キリギリス路線"の方も全部生涯保障するのは、アメリカの正義に合わないんですよ。
働かないで犯罪やってる連中を、一生、政府が面倒見るところまでは行かない。
それをやったら本格的な衰退になって、アメリカの世紀は今世紀の前半で終わってしまいます。
だけど、アメリカも復活を目指す人が出てくると思います。まだ若い国ですから、
私は、21世紀中は何とか奮闘すると基本的には読んでいるんです。
マスコミのなかの「左翼対右翼」の戦いが激しくなる
小室――マスコミは、これから非常に苦しいところだと思う。野田さんを続投させるか、
安倍さんに取られるかという、マスコミのなかの左翼対右翼の戦いが、ものすごく激しくなるので。
「安倍に政権を獲られるぐらいだったら、
野田さんから民主党の左翼系の人に回そう」とする運動は激しくなってくるとは思うんですよね。
(アメリカは)オバマさんを選んだら、あと4年間は苦しむし、日本も苦しむと思います。
中国や北朝鮮その他の軍事的脅威にさらされることになって、思想的な混沌のなかで非常に混迷すると思います。
まだ、今のところは、選挙が近いとか言っても、幸福実現党なんていうのは名前も出てこない、
完全無視状態でしょ? 「日本維新の会が民主党をいくら食うか」だけをテーマにしていて、
自民党に単独過半数を取らせないようにするというのは、マスコミの左翼のほうの戦略だと思う。
まずは、憲法改正勢力には絶対しないというのが前提でしょうね。
それから、単独過半数を取らせないのが2番目の戦略ですね。3番目は、左翼勢力が入っているところと連立させて、
それに掻き回させて混沌状態をつくるというのが、戦略だと思います。
左翼には正義がなく、「この世の命と快適な生活」のためなら節を曲げる
――そうした非常に厳しい状況のなかで、日本の世論が左傾化して止まらないわけですが、
どうやったら世論が中道のほうに、保守傾向に戻れるのか。その可能性は、どう見ておられますか。
小室――いや、彼らは天皇の人間宣言以降、もう宗教を信じてないし、あの世も信じてないのよ。基本的にね。
戦前はね、天皇が現人神であった天皇信仰なんだよ。日本神道といったって、
日本の国教は天皇信仰だったのよ。戦後は飾りになって象徴になっちゃった。「人間だ」って宣言しちゃったもんだからさ、
信仰の対象にならないよね。信仰するものがないわけで、結局、もうあの世も神も信じてないんですよね。
だから、いちばん大事なのは、この世の命なんです。命乞いしてでも生き延びるということですね。
正義のために死ぬなんてばかばかしいことは、やってられないので、そういうことは意味不明なんです。
正義のために死ぬとか神のために死ぬっていうようなことは、理解できない。
アメリカが正義のために戦うといっても、その正義の裏にあるのは神なんですよ。
だから、神の正義のために戦って死ぬっていうことは英雄なんです。
(左翼勢力は)裏に神が、もうないんですよ。神がないから普遍的な正義というのが存在しないんですよ。
だから、正義のために死ぬということもない。あるいは、普遍的な神の善の実現のために死ぬということもないんですよ。
神も仏もなく、善悪の善もなく正義もないから、ただ、この世の命を生き永らえることが最高の価値で、
この世の命を生き永らえつつ、できるだけ快適に、快楽に生きることが最高の価値と。
要するに、「この世で、唯物的に見ていちばん快適な、苦しみを味わうことのない生活ができれば、
それでいい」と。そのためなら、節なんかいくらでも曲げるわけで。主権なんかいくらでもねじ曲げるし、
どっちが正しいかなんかどうでもよくて、要するに利益があって、この世の命さえあったらいいという。
だから、中国でユニクロの店も40店ほど焼き討ちを受けてたらしいけど、
「尖閣は中国のものです」ってシール貼って、やられないようにやってたというのが売国企業だって言われてるけど、
あの節操のなさね。あれが今の日本の本質なんですよ。
命が生き永らえて、金が儲かって楽な生活ができるんなら、あとのものは捨てるというのが基本。
左翼と言ったって、ほんとの左翼じゃないですよ。こういう左翼なんですよ。
「この世的快適論者」が左翼に見えているだけなんです。
日本が正義を取り戻すには「宗教の復活」しかない
――じゃあ日本が正義を取り戻すには、やはり霊的なものを信じたり、神を信じたりということが……。
小室――そうなんだ。霊的なものだし、基本的には「宗教の復活」がなければ無理です。
正義とか善とか真理とか言っても言葉だけで、分からない。真理というのが分からなくて、
それをもうちょっと技術的なものとして考えて、「平和が真理だから、平和のためには軍縮をする。
各国の軍縮比率をこのぐらいにすべきであって、こうしていれば戦争が起きにくい」だとか、
そんな技術的なことで議論するのが「科学的で現代的なことだ」というように考えているでしょうね。
――こういうお話をくださるということは、転生の過程で、世界を鳥瞰するような予言系の魂でいらっしゃるのか、
何か過去世のご活躍等を、差し支えない範囲でお教えいただければ。
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