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かなしみはちからに、 欲りはいつくしみに、いかりは智慧にみちびかるべし

2014-06-17 15:13:03 | megamiyama

megamiyamaです。

 

「宇宙の兄弟達へ@スピリチュアルブログ」でみつけた、宮沢賢治さんの「言葉」を転載させて頂きます。


子供の頃、宮沢賢治の童話を読んで、読書の楽しみに目覚めた一人として、宮沢賢治の詩や言葉をみると、懐かしくて、たまらなくなります。

特に「わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電灯の ひとつの青い照明です」という一節!

こんな言い方を他の誰からも聞いたことが無い…宮沢賢治ならではの独特の言葉使いは、子供ごころに胸に響きました。

大人になって、ある人がさも“訳知り顔”に「宮沢賢治は、本当は、根暗な駄目人間。大したことない。」というのを聞いて、人によって見方や感じ方がこんなにも違うものかとびっくりしたことがありますが、自分が敬愛するひとを否定される哀しさは、共感によって繋がる喜びに比べたら、大したことないですね(笑)

洪さん、宮沢賢治の詩を思い出させてくださって、ありがとうございます。


http://japan-spiritual.blogspot.jp/

2014年3月19日水曜日


悲しみは力に、 欲りは慈しみに、 怒りは智慧に導かれるべし



私の好きな宮沢賢治さんのお言葉を以下に紹介いたします 


 わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾いくきれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。



かなしみはちからに、 

欲りはいつくしみに、

いかりは智慧にみちびかるべし



わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電灯の ひとつの青い照明です

(あらゆる透明な幽霊の複合体)

風景やみんなといっしょに せはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける 因果交流電灯の ひとつの青い照明です

(ひかりはたもち、その電灯は失はれ)

……(中略)……

これらについて人や銀河や修羅や海胆は 宇宙塵をたべ、または空気や塩水を呼吸しながら それぞれ新鮮な本体論もかんがへませうが それらも畢竟こゝろのひとつの風物です

……(中略)……

(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに  みんなのおのおののなかのすべてですから)


何がしあわせかわからないです。

本当にどんなに辛いことでも、

それが正しい道を進む中の出来事なら

峠の上りも下りもみんな

本当の幸せに近づく一足づつですから


宇宙は絶えずわれらによって変化する

誰が誰よりどうだとか

誰の仕事がどうしたとか

そんなことを言つてゐるひまがあるか

新たな詩人よ

雲から光から嵐から

透明なエネルギーを得て

人と地球によるべき形を暗示せよ



ああたれか来てわたくしに云へ

「億の巨匠が並んで生まれ、

しかも互に相犯さない、

明るい世界はかならず来る」と




転載、以上。


追記

「億の巨匠が並んで生まれ、

しかも互に相犯さない、

明るい世界はかならず来る


ここの箇所は、全く記憶に残っておらず、はじめて読んだ気がします。

まだ明けやらぬ時代に、こんなにも力強く、理想世界の実現を夢見た人が、日本にいたことを誇りに思わずにはいられません。
そして、一人ひとりの人間が持つ無限の可能性や尊厳を信じず、理解しようともしない人々の凡庸さ(無知蒙昧)が、世界を暗くしているだけなのだと、改めて気づきます。

「彼もまた、一人暗い地上に降りて、人々の無理解にもめげず、光を発し、地の塩となった方なのだ」と、あの時云い返せたら、どんなに良かったでしょう。

自分が見たこと、感じたことを信じず、ひとの目ひとの意見にひるみ自信を失う、過去の自分の弱さも思い知ります。
 
 

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2 コメント

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Unknown (泣き虫ウンモ)
2014-06-17 23:57:48
文学作品で一目置いていたのが、芥川と三島と宮沢賢治ですかね。
所持していたのですが、少しというかかなり難解に感じて読んだことはないですね。
詩人といえば詩人なんでしょうけど。
本当の宗教というか、真の宗教を求めて都会に行くとか、共鳴する部分はありますね。
個人的には、真理の探究でしたが。
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Unknown (megamiyama)
2014-06-18 08:33:44
泣き虫ウンモさん、コメントありがとうございます!
三島由起夫は、中高生の頃、ファンレターを出そうかと思った位(年がバレル!)好きでした。
あとは、ヘッセとか、トーマス・マンとか、SFの作家(一番好きだった作家の名前が出てこない!)とか…結構“はまった”作家はたくさんあります。(そういえば、「小説」読まなくなって久しいなあ。最後にはまったのは、藤沢周平と須賀敦子…)

子供の時に読書の楽しみを知ることは、本当に良いことだと改めて思いますね。

宮沢賢治は、詩人であり、作家であり、宗教家であり、農業の教育者?であり、多才なひとでしたが、時代に先駆けて生まれた人だったので、なかなか認められなかったようですね。
理想と現実のあまりのギャップに、日々苦しまれたのではないかと想像します。

作品はそんな痛みと悲しみの中から、生み出された真珠のようなものでしょうね。

慈悲…深いひとだったに違いありません。
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