4順目のフロリアードへ、意気込みいっぱいできてみたけれど、、、
ここで出会う日本人もほとんどがフロリアードへ行ってきたと、、、
でも、、、「どうだった?」 「うん、行ってきたよ。花はないよ」 そんな会話が交わされる。
もともと評判の聞こえてこなかったフロリアード。 でも行ってみるしかない。今回の重要な目的の一つがフロリアードだから。
さぁ、ユウトと二人での珍道中。2時間半の列車の旅。
オランダの列車は日本とは大きく違う、郊外に向かうのはほとんど2階建て。1等2等がある。
自転車を持ち込める車両や犬も乗れる車両があるのだ。
日本と一番大きな違いは、、、、、改札がない。遅れるのが普通。
車内に検札が回ってくるがその時切符がインチキだと7倍ほどの料金になるそうだ。
地元の人はタスポみたいなカードをかざして通過する。
検札が回れるほど普段もすいているということなのかも。 なにせ真っ平らな国なのでまったく揺れない。
運河沿いを走るときは船と並走。判らないかもしれないが、運河は畑よりずっと高い位置、2階なので見渡せる景色だ。
会場はドイツ国境に面したフェンロー(Venlo)いう地方都市だ。10年に1回のフロリアードが終わると会場を中心に都市開発をしていく。今までの開催地も同様だったそうな。
大変な人出ではあるが客層はお年寄りや学校の課外学習みたいな客が多い。
ここが日本のブース。埼玉県川口市からだ。
野菜や農業全般の展示が多くて、確かに花は花壇用が多くみられるだけだった。花博というよりは農業博という感じ。
だいたい予想していた通りだったので、それはそれと納得して満足した。
30年前からフロリアードに通い始めて4回目。4回行った日本人をほかに知らない。
最初の開催は1960年だったそうな、そして2回目の72年には堀之内からは滝沢久寛氏と星野尹氏が訪れている。
1982年からは団体で、そして今回はたった二人で汽車の旅。
フェンローに来ることは自分にとってお遍路ーなのだ。
ちなみに6回全部通った人にあった。PO社のシニア ピート.オーニング氏86歳は全部通っているそうだ。
もし次回があるならば、、、絶対来なくてはいけない、巡礼だから。
せっかくドイツ国境の町に来ている。それならばとタクシーに乗った。
ドイツに入っても全く景色は変わらない。昔はパスポートチェックがあったそうだが今は道幅も同じ、つなぎ目もない。
隣の家と畑が広がっているだけだった。
つまり、もう国境はないのだ。唯一標識があるだけ、ここからオランダ。
当然 ここで叫んだ。 「 どいつが 俺らんだ~ 」
わずか10分ほどのタクシーの旅だったが、貴重な、、、というか、物好きな旅だった。
また2時間半かけてアムステルダムへ。ここは東京駅のモデルになったといわれるアムステルダムセントラルステーション。
駅前には30年前、初めてのオランダで泊まったビクトリアホテルが。歴史遺産の中に泊まったのだ。
山喜社長との待ち合わせに時間があったので遊覧船に。
これが、アンネフランクの隠れた家。歴史遺産の中をボートの旅。
実は、これに乗っているのが一番安全なのだ。隠れない方が安全。何かあってはいけない、我々はお遍路さんなのだから。