ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

68歳の 落陽

2014年07月09日 | Weblog

 川口に吉田拓郎がやって来る。こりゃぁ何が何でも行かねばならぬ。

無理やりチケットを手に入れてみたら????埼玉の川口か。

ってことで高速を飛ばして来てみれば、、、、早く着きすぎた。

生で吉田拓郎を聴くのは約30年ぶりだ。

会場を見渡してみれば9割以上が50代60代、あるいはそれ以上の中高年だ。

中には息子を連れてきている人も多い。きっと息子に拓郎と名付けてしまった親たちだろうか。

我々の世代はまさに拓郎世代。思春期にたっぷりと拓郎の歌に染まった人たちは大きく影響を受けている。

そして病気を乗り越えて今でも歌い続けている拓郎は永遠にアイドルであり神様なのだ。

オープニングからいきなり 「人生を語らず」 「今日までそして明日から」 「落陽」 とアンコールのような構成でスタート。

会場は全員スタンディングで泣きながら歌う中高年たち。

中盤にはまるで演歌歌手のように字幕付きの田舎風景を写しながら『夏休み』

懐かしいところでは『襟裳岬』『シンシア』そしてレアな『わしらのフォーク村』

歌わせられるわけですよ。一緒に。

特に「落陽」  73年のLIVE に収録されている曲。なんと40年以上必ず歌われている。

今はこういった 重い歌 がからっきし無い時代になったように思う。

拓郎のLIVEDVDは2002年のスタジオLIVEのもの、2006年の瀬尾バンドとのもの、2006年の嬬恋。

そして2012年のもの、テレビやYou tubeで全部見たが、嬬恋を境に拓郎は少し変わった。

声は少し錆びたが力みを抑えて、むしろ言葉がきれいに伝わる歌い方になったように思う。

阿久悠や安井かずみの詩がうまく生きている。60過ぎてからの方が歌がうまい。

68歳が歌う「落陽」、破天荒なばくち打ちの爺さんと遊んだ旅人の歌を破天荒な爺さんの年になった拓郎が歌う。

何百回も聞いた歌に新たな重さを感じる「落陽」でした。

むかし日本人で初の全国ツアーをやった拓郎。一昨年も今回も首都圏でしか歌っていない。

ひょしたらこれで、、、と言う思いに掻き立てられて来て見たのだが、休み無しで2時間半歌い続けた拓郎にその思いは吹っ飛んだ。

両隣のおばちゃんたち(どう見ても60代)も 少し錆びた黄色い声で「たくろぉ~」と叫びっぱなし。

中高年の元気はまだまだ続く。

放送があるそうなので誰か契約している人は録画して見せてください。

吉田拓郎 落陽 2014

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念力で南下させてます、もう一息です。皆さんもご一緒に。

2014年07月09日 | 発信

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