『ファルさん』
・ DF4からやって来て、
古蔵さんに脅威を与え続ける、大地主の女王様、ファルベリアさんです。
愛称は、そのまま「ファルさん」。
・ 広大な領地を一代で築き上げた、バツグンの実力と、
美貌を兼ね備えていますが、
当初は、部下に恵まれなかったという苦労をしています。
(爽やか素敵王子様 レオクスさんを強引に婿にして、
幸せな家庭を築く予定でしたが、
実はファルさん、恋愛経験がからきしで、
モジモジとしている間に、
レオクスさんは、音も無く消え去ってしまう。
えっ、どろん!? とあたふた慌てたりもしましたが、
レオクスさんはそんな失礼な方ではなく、
謎のTHE ビックさん(関わりたくないので、そのまま流している、実は前世代世紀末覇者。)
に強制呼び出しを喰らい、なんと見知らぬ地へと転生しさせられてしまったと聞きつけ、
ホッとしたとのと同時に、
「何やっちゃってくれてんの、あのバカ親父はッ!!」と、
心の中で、こっそりと叫ぶに留めて、
口笛でごまかしながら、懸命にその居場所を探して、
勢力を拡大してしまう。)
・ たった一人だけ使える部下の、
ふつーのオッサン、アリストおじさんに、
頑張ってもらい、
計画的な人生を送りたいなと、余裕も出てきたので、
あの憧れの王子様を、きゅんきゅんの乙女心で捜索していた所、
似たような理由で、嫁に逃げられてしまった古蔵さんと、
実家がご近所さんになってしまい、
二人の利害は一致していていたのですが、
古蔵さんが、レオクスさんに勝てるわけも無く、
速攻で、ファルさんを口説いてきた古蔵さんに、
しっぺで返し、
そのまま、泥沼の愛憎劇へと展開しそうにもなったりしたとか、しないとか。
ファルさん「してませんからねッ!!
これっぽっちも、泥沼とかはまってませんからネッ!!!
「しっぺ」は、私がジャンケンで勝ったからですよ。」
古蔵さん「あ、そうだったの!?
だったら、正当なルールだからOK。
でも、(ファルさんに声掛けるとか、
あの時のオレは、誰でもよかったのか・・・。)
いえ、今は仕事中ですので。」
ファルさん「・・・しばらく、実家に戻って、
ご奉仕でもなさりたいのですか?」
古蔵さん「(心の声! も、漏れてたか!?)
いやぁ、急ぎの配達が一世さんにあるんで、
ちょっとだけ戻る感じで勘弁して下さい。」
ファルさん「ハッ!? 宅配頼んだの私でしたね。
ささ、ご遠慮なくマッハでもギガ速でも、
迅速、丁寧にお願いしますねッ!
これは、互いの利に叶ってますので♪」
古蔵さん「フェスに誘惑されず、速攻、
戻って来る予定です。
今は、ただの不器用なネコのマスクマンですから・・・。
人物紹介が一世さんより、ファルさんより、
遅れたって、
あの可憐なJKさんの背中に、落ちていく夏のサンセットさえ、
この目に映せるのなら・・・。」
ファルさん「・・・表現がオッサンですよ、ネコ蔵さん。
謎のアルファベット使うの、やめましょうネ。」
古蔵さん「ハイ!
清く正しく、卒業をお待ちしておりますッ!!」
古蔵さんは、ピシッっと親指を立てて、
いなくなりました。
ファルさん「・・・はぁ、
あのネコ蔵さんにも、置いていかれてる気がします。」
・ 自称『お花大好き、ジェネシスおじさん』の、
アリストさんだけに頼っていては、
ハタチの誕生日(疑惑あります。)のその日に思った、
ファルさんは、
ファルさん「疑惑ってなんですかッ!?
ちゃんと二十歳ですよ、免許だってほら。」
期待に応えてくれるそのリアクションに、
信じてあげる事にしましょう・・・。
ファルさん「誰か、後ろで糸引いてるのッ!?」
話し戻って、ハタチのファルさんは、
深刻な人材不足に、広く在野に人材を求めましたが、
イケメン、美女・美少女は、全て、
おじさんの『世界をお花屋さんで、満たそうよ計画。』の、
トークに持って行かれてしまい、
取り引き先の大企業の、
ラウ会長さんに相談して、
その娘さんの、ラウ=エルさんと、
運命的出会いを果たします。
心の友との、人生で一度あれば素敵な出会いに、
ついに、心許せる人物を得ることが出来ました。
ファルさんは、何でも持ってるリッチで美人で、
才能に溢れた、一見、勝ち組のような方ですが、
王とは孤独なものなのです。
その女帝という、彼女を縛り付ける鉄の鎖を、
やさしい温もりで消し去った、金髪スレンダーな美少女、
ラウエルさん。
気さくで物怖じしない、明るい彼女に、
ファルさんはたくさんの元気をもらいます。
心に染みる、ラーメンと餃子とチャーハンでした。
ラウエルさん「美味しかったアルか?
ボス。」
ファルさん「ぐすん・・・、
これは、涙じゃないのよッ!!
カルチャーショックのトライアングルに、
心の汗が、旨いって叫んでいるだけなんだからネ!」
こうして、色んな運気が向いてきたファルさんは、
アリストおじさんの秘蔵っ子である、
奥州・伊達家当主の雪花の美少女、ゆきはなさんまで、
引き抜く事に成功します。
おじさん「ハッハッハッ、
良かったね、ユッキー。
親方様は、怖い人だけど、
最近、丸くなったから、仲良くしてあげるんだよ。」
ユッキーさん「はーい。」
ファルさん「こらー!」
さらに、東方の大賢者のアリシア=グランサスさんまで、
やって来て、
ファルさん陣営は、大いに盛り上がりました。
西方の偉大なる女帝として、
噂は、あちこちに広がったのです。
古蔵さん「特してるよなぁ・・・。」
ファルさん「!? さっさと、仕事しなさいYO!!」
古蔵さん「え、お届け物って、
まだあったの!?」
おじさん「うーん、ジェネシス!!
古蔵君はいい仕事してくれるよね。」
古蔵さん「いつも、お仕事ありがとうございますッ!!」
ファルさん「は、速いのね、ホント。」
・ 長崎ドラゴンタウンに行く前のファルさんは、
威風堂々と、自信に溢れまくって、
憧れのレオクスさん奪取へと、向かったものですが、
いざ、実家を離れて社会に出ると、
世の中、そんなに甘っちょろくはありません。
アリス会長さんという、暴風雨に見舞われ、
エリナ先生という竜巻に遭い、
それでも彼女を逞しく支えたのは、
一番期待していなかった、自称ジェネシスおじさんでした。
おじさん「うーん、ジェネシス!!」
おじさんは、社会に太いパイプを持っていました。
地域の有力者とは、すでに旧知の仲で、
ファルさんは、アリス会長とエリナ先生の待ち構える、
聖クラウス学園に、特別枠での入学を回避し、
ドラゴンタウン商店街の、
憩いの華として、とても充実したセカンドライフを始めるに至るのです。
アリス会長さん「あら、残念ですわ・・・。」
エリナ先生「いつでも、いらして下さいねっ、
特別枠は、無期限で有効ですから。」
ファルさん「お、お気持ちだけっw」
コネは偉大ですね、
おじさんの株は上がり、
今では、おじさんが社長で、ファルさんが店長さんという、
不思議な関係になったりしています。
エリスねーさん「私は、ファルさんが来てくれて嬉しいよ。
お花とか、部屋に飾ったの初めてだし、
お花の香りの入浴剤も、ほとんど毎日使わせてもらってます。
そういえば、
お花を貰う機会も増えて、有難いよなぁ・・・。」
ファルさん「エリスさんに喜んでもらえて、
嬉しいですっ!」
ファルさんは、結構エリスねーさんに、憧れています。
エリスねーさんは、何故だか女子人気が以上に高いのです。
事務のバイトの鈴木さん「憧れちゃいますよねっ!」
同じバイトの佐藤さん「鈴木さんには、古・・・。」
佐藤さんは、鈴木さんのローリングクレイドルを喰らって、
すがたを消しました。
ファルさんは、このドラゴンタウンで様々なピンチを、
エリスねーさんの弟分の、ためぞうに救われています。
誰かに、ピンチを救われる事など初めてだったので、
うかつにも、キュンとなってしまったりしました。
ファルさん「そりゃ、誰だってそういうシチュエーションには、
胸がときめいたりするんじゃないですか!?」
さらには、誰にも触れさせた事のない、
その美しく立派で豊満な胸まで、
アクシデントで、ためぞうに委ねてしまいます。
ためぞー「あの時は、すんませんでしたッ!!」
(・・・想い出メモリーには、保存されています。)
ファルさん「あ、いえいえ、
あれは善意というか、ノーカウントでw」
でも、二人の心には、
しっかり想い出として、美しく残っているのです。
アリス会長さん「以上、ナレーションのアリスでした。」
ファルさん「すでに、手の平の上ですかっ!?」
こうして、ドラゴンタウンに打ち解けていったファルさん。
今年も、来年もきっとハタチなのです。
いい想い出、作れるといいですねっ。
ファルさん「今は、穏やかに商店街のお花屋さんとして、
頑張っていますっ。
よろしくお願いしますー。 ^-^ 」
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