むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

フェイジョア(面白い花も食べられる) 

2016-06-09 11:23:49 | 植物観察記録

公園でフェイジョア(フトモモ科フェイジョア属)が花をつけていました。 南米地方原産で、熱帯性の果樹として入ってきましたが、果物としてだけではなく、赤い変わった花をつけるので、公園樹や庭木などにも使われています。刈り込みに強いので生垣にされる例もあります。
初夏に咲く花は、径4㎝ほどで、花弁は内側が淡紫色、外側が白色で分厚く、多数ある赤い雄蕊が非常に目立ちます。
この花弁を口に含み葉先でかじるとほのかに甘い味がするので、いわゆるエディブルフラワーとしての用途もあります。少し厚っぽい花弁の内側の淡紫色の部分は2重構造のなっているのか、薄い膜となって剥がれます。(下図)

原産地付近ではハチドリのような小鳥がこの花弁を食べるときに花粉を運ぶそうですが、日本ではほとんどがハチによる送粉がされているようです。
パイナップルとバナナの中間のような芳香があるという果実は、生食やジャムなどの加工品、果実酒などにされます。果実については‘12年12月16日に取り上げています。

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